ウェザーニューズは3月25日、「花粉症対策調査」の結果を発表した。調査は2月26日〜3月6日、スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザー最大1万1,779名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、調査対象者の58%が花粉症。都道府県別にみると、最も花粉症発症者が多いのは「山梨県」で72%。次いで、2位「三重県」(69%)、3位「静岡県」(68%)と続き、全国平均の58%を超える県は本州の太平洋側に集中しており、特に関東甲信と東海で60%を超える県が多かった。なお、「東京都」は7位、「大阪府」は18位、「愛知県」は7位だった。
花粉症を発症した年齢を教えてもらったところ、「~20代」が48%と最も多く、「30〜50代」は40%。また、「50代以降」でも12%見受けられた。
花粉症対策を始める時期については、「何もしない・花粉症ではない」が40%、「症状が出てから」が28%。「飛散開始前」(30%)や「アレルゲン免疫療法で年単位」(2%)など、事前に対策している人の割合を都道府県別にみると、最も対策意識が高いのは「徳島県」(44%)、次いで「静岡県」「広島県」(ともに39%)、「埼玉県」「山梨県」「愛媛県」(いずれも38%)と続き、全国平均の32%を超える県は関東甲信や西日本の太平洋側に集中。一方、事前対策に力を入れていないのは、北海道や北陸、山陰など日本海側の地域が目立った。
次に、「現在、花粉症の治療を行っていますか?」と尋ねたところ、59%が「いいえ」と回答。花粉症の2人に1人以上が治療を行っておらず、コメントをみると、「軽度なのでマスクや目薬などで対処」「年々治ってきたので治療しなくてよくなりました」など、症状の重さで治療するかしないかの差が出ているよう。
一方、治療を行っている人は41%。内訳は、「対処療法」が37%、「アレルゲン免疫療法」は4%。そこで、花粉症対策費用を教えてもらったところ、全国平均で1,899円という結果に。都道府県別にみると、ランキング上位には関東周辺や中国・四国が多く、1位「徳島県」(2,710円)、2位「愛媛県」、3位「群馬県」、4位「山梨県」と続き、「東京都」は10位、「大阪府」は25位、「愛知県」は21位だった。
一方、北陸、北日本の日本海側は対策費用が少なめ。最もお金をかけないのは「北海道」(738円)で、1位「徳島県」との差は1,972円。この結果は、「花粉症対策、いつからやっている?」の結果とエリアが似ており、事前の対策に力を入れる地域では、その分対策費用もかさんでいることが伺えた。