テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が19日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演。第48回日本アカデミー賞についてコメントした。
日本アカデミー賞は「カッコいい賞になってきてる」
14日に発表された第48回日本アカデミー賞では、『侍タイムスリッパー』が最優秀作品賞を受賞。同作は、製作費2,600万円の独立系インディーズ作品で、公開当初は老舗ミニシアター「池袋シネマ・ロサ」で単館上映。次第に口コミが広がり、全国で上映され大ヒットとなったが、佐久間氏は、「『カメラを止めるな!』もここなの。ロサってすごいよね。いらっしゃるんでしょうね、目利きの方みたいな。その人が選んだ作品が日本アカデミー賞を獲るっていう」と感嘆。続けて、「『侍タイムスリッパー』自体も素晴らしいけど」と前置きしながら、「日本アカデミー賞がこういう作品を選べる賞だっていう。カッコいい賞になってきてる」と称えた。
また、「作品賞は『侍タイムスリッパー』で文句はないと言いつつ、個人的に好きなのはやっぱり『夜明けのすべて』なんですよね」と告白した佐久間氏。国内外で多数の賞を受賞している同作について、「主演の上白石萌音さんと松村北斗さんが、本当に素晴らしかった」と称賛し、「松村さんが主演男優賞に選ばれてないのはおかしいなという風に、ちょっと思っちゃった」と本音を吐露。以前の日本アカデミー賞は、「もうちょっと文句が言える賞だった気がした。メジャー作品が賞を獲るイメージがあった」というが、「特に文句がないですよって。松村さんがノミネートされてなかったのが残念だなぐらい。どれもいい映画だった」と話して締めくくっていた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。
【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。