星野リゾート 青森屋(青森県三沢市)は4月2日から、「たんげ花咲かまつり」を開催する。

  • たんげ花咲かまつり

青森屋は「のれそれ青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、季節ごとの風物詩をテーマとした、青森の文化に触れるイベントを開催している。春のテーマは「花見」。厳しい冬を乗り越え、待ち焦がれた春の訪れを満喫するため、青森の人々は花見に力を注ぐという。春に青森を訪れるゲストにも、春の喜びを感じ、花見を楽しんでもらいたいという思いから企画された。本イベントは2025年4月2日から5月31日までの期間に開催され、対象は宿泊者となる。

「春告げ小径」で春の訪れを体感

  • 春告げ小径

一面銀世界の冬が終わり、鮮やかに色づく春に移り変わる幻想的な景色を、青森の伝統工芸「ねぶた」の技法でできた灯篭や南部裂織(なんぶさきおり)、津軽びいどろで装飾した回廊で表現した。回廊を進むと冬から春の景色に変わり、やがて花見を楽しむ賑やかな「じゃわめぐ広場」に到着する。室内空間のため天候に左右されず、毎日が満開のベストシーズンで花見を満喫できる。

  • (左から)津軽びいどろ、ねぶたの灯篭、南部裂織

「いっとごま花舞うろ」と花見酒を楽しむ

  • 「いっとごま花舞うろ」と花見酒を楽しむ

青森屋の中心にある「じゃわめぐ広場」では、大きなりんごの木の上にイベントシンボル「ねぶた花咲かじいさん」が登場する。毎日20時から開催される「いっとごま花舞うろ」は、ねぶた花咲かじいさんが咲かせた花が広場を舞い、ゲストみんなで春の訪れを祝うプログラム。花が舞う時間帯には花見酒を片手に、幻想的な景色を堪能できる。開催時間は20時で、花見酒の振る舞いは19時30分から20時30分まで。参加料金は無料となる。

「食べられる花みくじ」で運試し

  • 食べられる花みくじ

しだれ桜をイメージした屋台が特徴的な「食べられる花みくじ」が新たに登場する。しだれ桜から垂れ下がったたくさんの紐から1本引くと、南部せんべいが釣り上がる。南部せんべいには、「満開」や「五分咲き」、「つぼみ」のように桜の開花にあわせた運勢と、滞在がより楽しくなる津軽弁での一言アドバイスが書かれている。春の景色になぞらえたおみくじで、楽しく運だめしができるのが特徴。開催時間は15時から18時までで、会場はじゃわめぐ広場、料金は1回200円となる。

色とりどりの花をいける「跳人のミニ花笠」

  • 跳人のミニ花笠

青森ねぶた祭の跳人が頭にかぶる、大ぶりで華やかな花が特徴的な花笠から着想を得て、本プログラムでは、手のひらサイズの小さな笠に色とりどりの花をいけ、「跳人のミニ花笠」を製作する。完成した花笠は客室に飾り、滞在中も祭り気分を楽しみながら花を愛でることができる。受け皿には青森の伝統工芸「津軽びいどろ」を使用し、旅行後も自宅で花をいけて楽しめる。開催時間は10時と16時の1日2回で、所要時間は約1時間。会場は囲炉裏ラウンジで、料金は1名3,000円。定員は各回4名、対象年齢は7歳以上となる。予約は公式サイトにて3日前まで受け付ける。

絶景花見露天「桜灯りの湯」

  • 絶景花見露天「桜灯りの湯」

露天風呂「浮湯」の周りの池に、ねぶたの技法で作られた満開の一本桜が立ち、水面には伝統工芸品「津軽びいどろ」の浮玉が浮かぶ。夜はライトアップされ、幻想的な景色を眺めながら花見露天を堪能できる。利用時間は5時~11時30分までと、14時30分~24時まで。ライトアップは18時~24時まで実施される。