ファミリーマートは3月25日、コンビニチェーンとして初となる「お礼品がすぐに全国の店舗で引換可能」な「ファミマふるさと納税」を開始する。
「今」欲しいに応えるふるさと納税
同社は地域社会の拠点の1つとしてこれまでも地域や自治体と相互連携と協働による活動を推進してきた。このたび、同社のインフラを総合的に活用することで、より身近に地域貢献に参加できるファミマふるさと納税を開始する。
アプリ「ファミペイ」から専用サイトに遷移し、自治体とお礼品を選び寄附をすると、すぐにファミペイ内に、お礼品の電子クーポンが届く。届いた電子クーポンは好きなタイミングで引き換えることができる。お礼品の第1弾は、同社プライベートブランド「ファミマル」の「新潟県津南の天然水」や、コンビニエンスウェア「今治タオルハンカチ」のほか、サラダチキンスティックなど、ファミリーマートの店舗で取り扱いのある日常使いの商品20品。1,000円から寄附することが可能で、寄附金の決済方法はファミペイ決済となる。引換電子クーポンの有効期限は発行から90日間となっている。
電子クーポン(回数券)の利用方法
ファミマふるさと納税で寄附の申し込み後、ファミペイのホーム画面「クーポン」をタップし、お礼品の電子クーポンが届いていることを確認する。「回数券」タブを選択し、お礼品の電子クーポンで「セットする」をタップ。 対象商品とファミペイのバーコードをレジでスキャンすると、お礼品の商品が受け取れる。
参画自治体のコメント
同サービスの開始を受け、参画自治体は以下のようにコメントしている。
「津南町は、ファミマふるさと納税に参画することでより多くの方が津南町に触れる機会が増え、地域振興や観光推進などの町の発展につながることを期待しています。身近なファミリーマートのふるさと納税サイトで寄附ができるため、これまで手続きの煩雑さを感じていた方も利用しやすいと考えます。また、全国の物流網を活用することで、配送の効率化や地域の特産品の販路拡大にもつながり、持続可能な地域経済の発展に貢献できると期待しています」(新潟県中魚沼郡津南町 町長・桑原 悠氏)
「ファミマふるさと納税は、全国のファミリーマート店舗でお礼品の引き換えが出来るため、本市の知名度向上に大きな期待を寄せています。好きなタイミングで必要な分だけ引き換えられるこの画期的な仕組みは、寄附者さまにとっての利便性向上のほか、本市にとっても業務効率化や配送コストの削減になること、また、社会課題であるフードマイレージの削減による環境負荷を減らせることも大きなメリットとして感じております」(鹿児島県いちき串木野市 市長・中屋 謙治氏)
「返礼品を全国のファミリーマートで受け取ることができるファミマふるさと納税は、より手軽に多くの皆さまに三芳町の魅力に触れていただける機会であると考え、参画しました。ふるさと納税の新たな形として定着していくことを期待しています。三芳町を代表する工場で作られているお菓子は、ファミリーマートのPB商品としても親しまれています。全国の皆さまにお楽しみいただけるのを楽しみにしています」(埼玉県入間郡三芳町 町長・林 伊佐雄氏)