「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろいろな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は、学習管理アプリ「Studyplus」を提供する【スタディプラス株式会社】でStudyplus Ads事業本部 大学広告事業部 大学広告営業 西日本グループマネージャーとして活躍する瀧谷亮さんにインタビュー。
サッカー選手からビジネスの世界に飛び込んだストーリーや、スタディプラスで働く上で大切にしていること、さらには結果を出すための努力について、詳しくお話を伺いました!

プロフィール:瀧谷 亮さん

大学の学生募集広報をお手伝いをする仕事。主には大学と打ち合わせを行い、学生募集の課題に対して、Studyplus内の広告メニューを中心とした提案を行うソリューション営業。

INDEX

現在のお仕事内容 サッカー選手から営業職へとキャリアチェンジする不安 結果を出すための努力について 学生時代における、努力を続ける上でのモチベーション 長所と短所について 大学生へメッセージ
社会人編

――自己紹介をお願いいたします。

スタディプラス株式会社で大学広告営業西日本グループのマネージャーを務めている瀧谷亮と申します。もともとはサッカーの選手だったのですが、26歳でキャリアチェンジして会社員になりました。

――現在のお仕事内容について教えていただけますか?

学習管理アプリ「Studyplus」には広告掲載枠があり、広告主はその枠を利用して自社の情報を発信できます。例えば、高校生が多く利用するこのアプリは、大学進学を考える学生の約半数が使用しており、大学側にとって非常に有効な広告媒体となっています。わたしたちは、大学に対して広告掲載を提案し、学部や入試制度、オープンキャンパスの情報などをアプリ内でPRするお手伝いをしています。

そのなかでも、わたしの役割は大きく分けて2つあります。1つは営業プレイヤーとしてクライアントに直接訪問し、提案や交渉を行うこと。もう1つはマネージャーとしてチームを管理し、人材育成や売上戦略の立案に取り組むことです。短期的な売上目標の達成に加えて、中長期的なビジョンを描きながら、チーム全体で成果を上げるためのサポートを行っています。

――メンバーとマネージャーの役割について、具体的に教えてください。

メンバーとマネージャーの役割の大きな違いは、クライアントに直接向き合うかどうかだと思います。メンバーは、実際にお客様のもとに足を運び、提案や営業活動を行います。

一方、マネージャーは社内業務が中心で、チーム全体のパフォーマンスを最大化するために動くことが求められます。具体的には、営業活動の戦略を考えたり、メンバーがスムーズに業務を進められるようサポートしたりするのが主な仕事です。

――大学の広告についてですが、具体的にどのような内容が掲載されるのでしょうか?

大学の広告内容としては、学部や学科の紹介が中心になります。現在では総合型選抜や一般入試、共通テストなどさまざまな入試制度があるので、それらの情報をPRすることがよくあります。

また、オープンキャンパスの開催日程を告知したり、奨学金や特典についての情報を発信したりすることも多いです。大学の特徴や魅力をわかりやすく伝えることで、進学を目指す高校生の関心を引きつける役割を担っています。

――営業職を選ばれたきっかけを教えてください。

1つ目は、サッカーも営業も「勝負の世界」という点で似ていると思ったからです。サッカーでは試合で結果を出すことが評価につながりますが、営業も数字を作ることが評価につながります。この共通点に魅力を感じました。

2つ目は、周りの友人にも営業職に就いている人が多く、彼らの話を聞いて興味を持ったことです。

※瀧谷さんの社会人1年目から現在までのモチベーショングラフ

――プロのサッカー選手として活躍されていたところ、怪我をきっかけに引退され、26歳で会社員となったとのことですが、怪我をされたときにどのような思いがありましたか?

怪我をきっかけにサッカー選手を引退する決断をした経緯についてですが、まずサッカー選手の平均引退年齢が25、6歳と非常に若いんです。わたし自身もそのタイミングで引退しましたが、それまでに7、8回も手術をしていて、身体が限界に近い状態でした。一方で、頭はまだ働くという感覚があり、「これからは身体ではなく、頭を使う仕事に挑戦してみよう」と思ったのが会社員になった理由です。

―サッカー選手から営業職へとキャリアチェンジされる中で、不安や期待はどのように感じていましたか?

不安は非常に大きかったです。サッカーでは足とボールを使った表現がほとんどで、コミュニケーションは2割程度。しかし、営業では言語を使ったコミュニケーションがすべてと言っても過言ではなく、それが得意ではなかったわたしには大きな挑戦でした。一方で、未経験だからこそ「新しいことに挑戦できる」という期待感もあり、自分に可能性を感じていました。

――お仕事をされている中で、特に意識していることや大切にしていることはなんですか?

まずはお客様、つまり大学にしっかり向き合うことを大切にしています。大学が学生を集めるためにどのような成果を求めているのかを理解し、その目標を支援することを意識しています。

また、社会人になっても自分を磨き続けることが重要だと考えています。仕事以外の時間を活用して本を読んだり、YouTubeで仕事に関連する動画を見たりすることで、常に自分をアップデートするよう心がけています。

――現在マネージャーとして活躍されていますが、そこに至るまでに力を入れたことやエピソードがあれば教えてください。

やはり、まずは営業として結果を出すことが最も重要でした。結果を出すことで周りから信頼され、尊敬される存在になることが必要だと感じています。そのためには、数字をただ作るだけでなく、それをどのように達成したのかを自分の中で整理し、言葉や図に落とし込むことを意識していました。これを繰り返すことで、自分の強みや成果を明確に伝えられるようになりました。

――結果を出すための努力について、どのように取り組まれていましたか?

結果を出すには「量」をこなすことが大事だと考えています。最初から質にこだわるよりも、まずはアポイントの数を増やし、そこから得たフィードバックを元に改善を繰り返すことが成功の鍵です。例えば、提案資料がわからない場合はすぐに知っている人に聞いて、その場で実行する。そして結果を共有してさらにフィードバックをもらう。このスピード感が重要だと思っています。

――前職時代に9カ月連続で営業目標を達成されたとのことですが、これほどの成果を出すために具体的に取り組んでいたことがあれば教えてください。

営業目標を達成するために意識していたのは「自分がコントロールできる部分に集中すること」です。お客様が最終的に発注するかどうかはコントロールできませんが、事前準備や情報収集、ロールプレイングといった自分の行動はコントロールできます。これに徹底的に取り組むことで、結果として9カ月連続の目標達成につながりました。

学生時代編

――学生時代における、努力を続ける上でのモチベーションについて教えてください。

これは人それぞれだと思いますが、わたしの場合は「自分の成長を実感すること」にフォーカスしていました。例えば、最初はリフティングが10回しかできなかったのが、100回できるようになったときの達成感。自分はこれが自己肯定感につながるタイプなんです。

もちろん、チーム内で下のカテゴリーにいるときには落ち込むこともありましたが、他人と比較するのではなく、「自分がどれだけ成長できたか」を意識することで、努力を続けられました。

――大学でサッカーをしていた時、下位チームからAチームに上がるという 経験をされたとのことですが 、現在のお仕事にどのように影響していますか?

結果論ですが、自分の成長に集中して努力した結果、自然とチームが上がっていったという感覚でした。当時はサッカーノートをつけていて、練習での成果や課題、成長の余地などを記録していました。この習慣は今の仕事にも活かされています。

現在は「営業ノート」として、週に2~3回、自分のプレイヤーとしての活動やマネージャーとしての取り組みを振り返り、1カ月ごとにまとめています。この振り返りを通じて、自分の成長を実感することで、モチベーションを保っています。

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――長所や短所について、どのように自己分析をされましたか? 

長所については、周りからのフィードバックを参考にしました。また、短所については、他人と比較したときにどの部分が自分に欠けているのかを考えるようにしています。他人との比較はしすぎるとよくないですが、自己分析を深める上では役立つと感じています。 

――最後に大学生へメッセージをお願いします。 

これまで「自分に向き合うこと」をテーマにお話してきましたが、これがわたしからの一番のメッセージです。他人がどれだけいい就職先に就いても、それを気にする必要はありません。自分がどれだけ成長できるかにコミットすれば、必ず結果につながります。自分の成長に集中して、頑張ってください!

取材:近 由梨子(ガクラボメンバー 
執筆:田中 妃音(ガクラボメンバー
編集:学生の窓口編集部
取材協力:スタディプラス株式会社

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