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2024年は大谷翔平ら日本人選手の活躍もあり、ワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャース。メジャー屈指の資金力を備えるドジャースは、このオフも補強の手を緩めず、数多くの大型補強を敢行している。ここでは、ドジャースの2025年高額年俸ランキングを紹介する。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル150円で統一した。)
27位:アンソニー・バンダ 100万ドル(約1億5000万円)
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・身長/体重:188㎝/100㎏
・生年月日:1993年8月10日
多くの球団を渡り歩いているアンソニー・バンダ。今季1月に100万ドルで契約合意に至った。
2012年MLBドラフト10巡目でミルウォーキー・ブルワーズに入団。2014年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍し、2017年にメジャーデビューを果たした。
翌年以降はタンパベイ・レイズやニューヨーク・メッツ、ピッツバーグ・パイレーツでプレー。
その後も複数球団を渡り歩き、昨季5月にロサンゼルス・ドジャースに加入。同年はリリーフとして48試合に登板し、防御率3.08というキャリアハイの成績を残した。
今季もブルペンの一角として、奮闘が期待される。
26位:大谷翔平 200万ドル(約3億円)
・ポジション:投手・指名打者
・投打:右投左打
・身長/体重:196㎝/100㎏
・生年月日:1989年9月12日
昨季は前人未到の50本塁打&50盗塁を達成した大谷翔平。2023年オフにロサンゼルス・ドジャースへ加入し、10年総額7億ドルという契約を結んでいる。
2012年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。2018年からはロサンゼルス・エンゼルスでプレーし、2021年には投手として9勝、打者として46本塁打をマーク。同年のリーグMVP、シルバースラッガー賞に輝いた。
2023年には投手として23試合に登板し、10勝5敗、防御率3.14をマーク。さらに打者としては135試合の出場で打率.304、44本塁打、95打点という数字を残し、本塁打王とリーグMVP、シルバースラッガー賞を獲得した。
同年9月には右肘を手術。12月にはナ・リーグ屈指の強さを誇るドジャースへ移籍したが、移籍1年目は右肘手術の影響で打者に専念することになった。
それでも、大谷は打者として159試合に出場すると、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁という異次元の数字を記録。前人未到の50本塁打&50盗塁を達成した。
今季は投手復帰も期待される大谷。今度はどのような記録を作るのか、期待は高まるばかりだ。
25位:ダスティン・メイ 213万5000ドル(約3億2000万円)
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・身長/体重:198㎝/82㎏
・生年月日:1997年9月6日
ここ数年、度重なる手術に苦しんでいるダスティン・メイ。昨オフ、213万5000ドルで契約合意に至った。
2016年のMLBドラフト3巡目でロサンゼルス・ドジャースに入団。2019年にメジャー昇格を果たすと、同年は14試合の登板で2勝3敗、防御率3.63の成績を残した。
2021年に右肘側副靱帯再建術(通称:トミージョン手術)を敢行。2022年に復帰を果たし、6試合に先発登板した。
しかし、2023年には右腕屈筋腱修復手術を受け、9試合の登板にとどまるなど万全の状態を維持できないシーズンが続いた。
昨季は食道の手術を受けた影響で登板がゼロに終わった。今季は復帰を果たし、主戦力に加われるだろうか。
24位:アレックス・ベシア 225万ドル(約3億3700万円)
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・身長/体重:185㎝/95㎏
・生年月日:1996年4月11日
昨季は目覚ましい活躍を見せたアレックス・ベシア。今季1月には225万ドルで契約合意に至った。
ベシアは、2018年MLBドラフト17巡目でマイアミ・マーリンズに入団。2020年にメジャー契約を結ぶと、同年は5試合に登板した。
翌2021年2月には、ロサンゼルス・ドジャースに移籍。新天地では大きく成績を伸ばし、同年は41試合の登板で防御率2.25の成績を残した。
翌2022年はさらに登板機会を増やし、63試合の登板で防御率2.15を記録。気づけば、ブルペンに欠かせない存在となっていた。
昨季はキャリアハイの67試合に登板すると、防御率1.76という圧巻の成績をマーク。投手陣の故障者が続出した中、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。
今季も安定感のあるピッチングを発揮し、ドジャースのブルペン陣を支える存在となれるか注目だ。
23位:ブラスダー・グラテロル 280万ドル(約4億2000万円)
・ポジション:投手
・投打:右投右打
・身長/体重:185㎝/120㎏
・生年月日:1998年8月26日
昨季は7試合の登板に終わったブラスダー・グラテロルだが、今季1月に280万ドルで契約合意となった。
2014年にミネソタ・ツインズに入団すると、2019年にメジャー契約。同年は10試合の登板で防御率4.66の成績を残した。
2020年からはロサンゼルス・ドジャースでプレー。新天地では徐々に登板機会を増やし、ブルペンを支える存在となっていった。
特に2023年の活躍は目覚ましく、68試合の登板で防御率1.20をマーク。抜群の安定感を見せたシーズンとなった。
しかし、昨季は右肩の炎症などに苦しみ、わずか7試合の登板でシーズン終了。同年11月には右肩関節唇の手術を受けた。
2025年は先述の手術の影響で、戦線復帰がシーズン後半戦まで遅れる見通しとなっている。
22位:キム・へソン 283万3333ドル(約4億2500万円)
・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・身長/体重:179㎝/78㎏
・生年月日:1999年1月27日
今季1月に、ロサンゼルス・ドジャースへ入団したキム・へソン。3年総額1250万ドルでの契約となった。
2017年に韓国リーグでプロデビューを果たし、2021年には46盗塁をマークして盗塁王を獲得。その後も俊足巧打の野手として、安定した成績を残した。
2023年の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ」では韓国代表として出場。全4試合に「1番・二塁」でスタメン出場した。
2024年は127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁の好成績をマーク。同年オフにポスティングシステムを利用してドジャースに移籍した。
内野のポジション争いは激しくなっているが、スター軍団の中で、どのような活躍を見せるのか注目だ。
21位:オースティン・バーンズ 350万ドル(約5億2500万円)
・ポジション:捕手
・投打:右投右打
・身長/体重:178㎝/85㎏
・生年月日:1989年12月28日
卓越したフレーミング技術を持ち、第2捕手として存在感を示しているオースティン・バーンズ。契約を延長し、ロサンゼルス・ドジャースで11年目のシーズンを迎えることになった。
2015年にドジャースでメジャーデビュー。徐々に出場機会を増やし、2017年には自己最多の102試合に出場し、打率.289、8本塁打、38打点の好成績を残した。
翌2018年にも100試合に出場するなど、クレイトン・カーショウとのバッテリーで存在感を発揮。
近年はウィル・スミスの控え捕手という立場に甘んじているが、昨季は山本由伸のメジャー初勝利をアシスト。
同年は最終的に54試合の出場で打率.264、1本塁打、11打点、3盗塁を記録した。2025年は山本に加え、佐々木朗希の加入、大谷翔平が投手復帰で日本人投手と多くバッテリーを組むことが予想される。
日本人投手をどのようにリードするかにも注目が集まる。
【了】