額面通り?貰いすぎ? ドジャース、2025年高額年俸ランキング1~5位 大…

メジャーリーグ(MLB) 最新情報(最新ニュース)

 

 

 2024年は大谷翔平ら日本人選手の活躍もあり、ワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャース。メジャー屈指の資金力を備えるドジャースは、このオフも補強の手を緩めず、数多くの大型補強を敢行している。ここでは、ドジャースの2025年高額年俸ランキングを紹介する。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル150円で統一した。)

 

 

5位:テオスカー・ヘルナンデス 2200万ドル(33億円)

・ポジション:外野手

・投打:右投右打

・身長/体重:188㎝/98㎏

・生年月日:1992年10月15日

 

 昨オフにフリーエージェントとなり、去就が注目されたテオスカー・ヘルナンデス。他球団からオファーがあった中で、ロサンゼルス・ドジャースとの再契約を選択した。

 

 トロント・ブルージェイズ時代の2018年にメジャーに定着すると、2020年には自身初のシルバースラッガー賞を獲得。

 

 

 さらに翌2021年は143試合に出場し、打率.296、32本塁打、116打点、12盗塁の好成績を収め、2年連続でシルバースラッガー賞に輝いた。

 

 2024年に1年契約でドジャースに加入。同年は主軸を担い、154試合の出場で打率.272、33本塁打、99打点、12盗塁の活躍で自身3度目のシルバースラッガー賞に選出された。

 

 また、ポストシーズンでも3本塁打を放ち、チームを4年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いた。

 

 同年オフには再びフリーエージェントとなっていたが、ドジャースと3年6600万ドルで再契約。2025年も打線を牽引する活躍が期待される。

4位:フレディ・フリーマン 2700万ドル(40億円500万円)

・ポジション:内野手

・投打:右投左打

・身長/体重:196㎝/100㎏

・生年月日:1989年9月12日

 

 大谷翔平、ムーキー・ベッツらとともに最強打線の一角を担うフレディ・フリーマン。野手ではベッツに次ぐ高年俸となっている。

 

 2007年MLBドラフト2巡目(全体78位)でアトランタ・ブレーブスに入団すると、2011年にはメジャーに定着し、同年は157試合の出場で21本塁打を記録。

 

 

 以降も安定した成績を収め、短縮60試合制となった2020年には打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102と傑出した成績を残し、ナ・リーグのシーズンMVPに輝いた。

 

 翌2021年オフにフリーエージェントとなり、6年総額1億6200万ドルの大型契約でロサンゼルス・ドジャースに加入。

 

 2023年には161試合に出場で打率.331をマークすると、昨季は147試合に出場し、打率.282、22本塁打、89打点を残し、14年連続で2桁本塁打を達成した。

 

 同年のワールドシリーズでは全5試合で打率.300、4本塁打、12打点の大活躍を見せ、ワールドシリーズMVPに。2025年も、チームを救う打撃に期待したい。

3位:ムーキー・ベッツ 3000万ドル(45億円)

・ポジション:内野手

・投打:右投右打

・身長/体重:175㎝/82㎏

・生年月日:1992年10月7日

 

 野手最高年俸となったのが、2020年から12年の長期契約を結んでいるムーキー・ベッツだ。

 

 2014年にボストン・レッドソックスでメジャーデビューすると、2016年には自身初のシルバースラッガー賞を受賞。

 

 

 2018年には打率.346、32本塁打、80打点、30盗塁、OPS1.079と傑出した成績を残し、首位打者とア・リーグのシーズンMVPに輝いた。

 

 2020年2月にトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍し、同年7月に12年総額3億6500万ドルで契約延長。

 

 2023年には自己最多の39本塁打を放ち、翌2024年は一時離脱があって116試合の出場となったが、打率.289、19本塁打、75打点、16盗塁をマーク。ドジャース加入後も、高いパフォーマンスを発揮している。

 

 また、本職の右翼で6度のゴールドグラブ賞を獲得していたが、チーム事情もあり、昨季から本格的に内野にコンバート。

 

 シーズン後半は右翼に回ったが、2025年は再び内野転向が見込まれる。

2位:タイラー・グラスノー 3250万ドル(48億7500万円)

・ポジション:投手

・投打:右投左打

・身長/体重:203㎝/102㎏

・生年月日:1993年8月23日

 

 昨季はシーズン後半に離脱したものの、開幕投手を務めるなどしたタイラー・グラスノー。2023年オフにトレードでロサンゼルス・ドジャースに加わり、同時に5年総額1億3650万ドルの契約延長に合意している。

 

 タンパベイ・レイズ時代の2020年に11試合の登板で5勝を挙げ、先発で頭角を現したグラスノー。

 

 

 翌2021年には自身初の開幕投手に抜擢されたが、右肘側副靱帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)で離脱し、同年は14試合の登板にとどまった。

 

 それでも、2022年9月にメジャー復帰し、翌2023年は21試合の登板で10勝7敗、防御率3.53の好成績をマーク。同年オフにトレードでドジャースに移籍となった。

 

 移籍初年度の昨季は開幕投手を務め、22試合(134回)の登板で、9勝6敗、防御率3.49を記録。しかし、右肘腱炎により戦列を離れ、ポストシーズンの登板はなかった。

 

 203センチの長身から角度のある直球で支配的な投球を見せるが、故障の多さが目立っている。2025年はシーズン完走を目指したい。

1位:ブレイク・スネル 3640万ドル(54億6000万円)

・ポジション:投手

・投打:左投左打

・身長/体重:193㎝/102㎏

・生年月日:1992年12月4日

 

 チーム最高年俸となったのが、今季からロサンゼルス・ドジャースで腕を振るブレイク・スネルだ。

 

 2016年にメジャーデビューすると、2018年には31試合(180回2/3)の登板で、21勝5敗、221奪三振、防御率1.89という圧巻の成績を記録。

 

 

 投手2冠(最多勝、最優秀防御率)に加え、サイ・ヤング賞に輝いた。その後も先発としてキャリアを積み、2023年に2度目のサイ・ヤング賞を受賞。

 

 サンフランシスコ・ジャイアンツに所属した2024年はシーズン前半こそ苦しんだが、8月にノーヒットノーランを達成。

 

 最終的に20試合(104回)の登板で、5勝3敗、145奪三振、防御率3.12とまずまずの数字を残した。

 

 同年オフにオプトアウト権を行使し、フリーエージェントになると、ドジャースと5年総額1億8200万ドルの大型契約を締結。

 

 平均球速150キロ超の直球と、縦に大きく割れるカーブが武器のスネル。イニング以上の三振を奪う剛腕は、大谷翔平、山本由伸らと強力ローテーションを牽引する存在となりそうだ。

 

 

【了】