開幕1軍に入れない!? 巨人、メンバー当落線上の選手6人。一軍登録枠を…

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 2025年のプロ野球は、3月28日にレギュラーシーズンの開幕を迎える。オープン戦では各球団で開幕スタメン・開幕一軍入りをかけた戦いが続いており、熾烈な争いに大きな注目が集まっている。ここでは、読売ジャイアンツの一軍メンバー当落線上の選手を紹介したい。

 

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京本眞

・投打:右投右打

・身長/体重:189cm/88k

・生年月日:2004年2月6日

・経歴:明豊高

・ドラフト:2021年育成選手ドラフト7位

 

 先発、中継ぎともに熾烈な争いが繰り広げられる中、当落線上となっているのが、高卒4年目の京本眞だ。

 

 明豊高時代には春の甲子園で準優勝を経験。将来性も高く評価され、2021年育成選手ドラフト7位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 高卒2年目の2023年に二軍の先発ローテーションに定着し、15試合の登板で5勝4敗、防御率2.36の好成績をマーク。翌2024年の開幕前に支配下登録を勝ち取った。

 

 同年は5月に一軍デビューを果たし、4試合の救援登板で防御率3.60を記録。オフにはオーストラリアのウィンターリーグで経験を積んだ。

 

 今季は先発ローテーション入りが期待され、3月1日の二軍戦で3回無失点の好投を披露。同9日のオープン戦では8回に救援登板し、得点圏に走者を背負うも、2奪三振で無失点に抑えた。

 

 ここまで先発、中継ぎの両輪で起用されている京本。先発ローテーションの枠はほぼ埋まっており、リリーフで開幕一軍入りを目指すことになりそうだ。

堀田賢慎

・投打:右投右打

・身長/体重:186cm/88kg

・生年月日:2001年5月21日

・経歴:青森山田高

・ドラフト:2019年ドラフト1位

 

 昨季は開幕一軍入りを果たした堀田賢慎。先発、中継ぎの両軸で2年連続開幕一軍を狙っている。

 

 2019年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団し、高卒3年目の2022年に一軍デビューを飾った。

 

 

 しかし、同年は8試合の登板で2勝3敗、防御率6.29に終わると、翌2023年はわずか3試合の登板にとどまるなど、低調なシーズンが続いた。

 

 それでも、昨季は中継ぎで開幕一軍入り。シーズン途中に先発へ回り、最終的に17試合(7先発)に登板し、3勝3敗、防御率2.45の好成績をマーク。

 

 今季は先発ローテーション入りが期待され、3月2日の二軍戦では4回無失点の好投。その後も先発調整を続けていたが、同11日のオープン戦ではリリーフで登板。

 

 巨人の開幕ローテーション争いは戸郷翔征、山﨑伊織、フォスター・グリフィン、井上温大、田中将大の5人までほぼ確定。残り1枠を石川達也らも争っているが、場合によっては中継ぎで開幕を迎える可能性もありそうだ。

泉口友汰

・身長/体重:178cm/84kg

・生年月日:1999年5月17日

・経歴:大阪桐蔭高 - 青山学院大 - NTT西日本

・ドラフト:2023年ドラフト4位

 

 プロ1年目の昨季は、開幕一軍入りを勝ち取った泉口友汰。だが、今季は前年以上に厳しいサバイバルとなりそうだ。

 

 大阪桐蔭高、青山学院大、NTT西日本と名門チームで正遊撃手を務めた泉口。2023年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 昨季は守備力の高さを買われ、ルーキーながら開幕一軍入り。5月には不調の門脇誠に代わり、スタメン出場の機会を得た。

 

 シーズン後半は再び控えに回ったが、内野のバックアップとして66試合出場、打率.201、1本塁打、9打点を記録。

 

 巨人は二塁・吉川尚輝、三塁・坂本勇人、遊撃・門脇など内野のレギュラー陣は決定的な状況となっており、プロ2年目の今季も一軍ベンチ入りをかけて争う立場となっている。

 

 オープン戦では中山礼都やドラフト2位ルーキー・浦田俊輔といったライバルがアピール中。一方の泉口はここまで目立つ成績を残せておらず、一軍当落線上といえそうだ。

横川凱

・投打:左投左打

・身長/体重:190cm/98kg

・生年月日:2000年8月30日

・経歴:大阪桐蔭高

・ドラフト:2018年ドラフト4位

 

 今季は2年ぶりの開幕ローテーション入りを目指す横川凱だが、やや厳しい状況となっている。

 

 大阪桐蔭高から2018年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。プロ入り後は、2度の育成落ちを経験するなど、苦しい時期を過ごした。

 

 

 しかし、新フォームを取り入れたことで飛躍の兆しを見せ、2023年は開幕ローテーション入り。自己最多の20試合登板、4勝8敗、防御率3.95をマークした。

 

 昨季はロングリリーフを中心に12試合登板(3先発)で3勝1敗、防御率0.94の好成績を収めた。

 

 今季は先発ローテーションへの定着が期待され、春季キャンプ一軍スタート。しかし、3月6日の韓国チームとの二軍練習試合に先発するも、4回6安打3失点で降板となった。

 

 巨人の開幕ローテーションは5人がほぼ確定で、残り1枠を石川達也や赤星優志らで熾烈な争いを繰り広げている。逆転での開幕一軍入りには、猛アピールが必須となりそうだ。

荒巻悠

・投打:右投左打

・身長/体重:184cm/93kg

・生年月日:2002年12月23日

・経歴:祐誠高-上武大

・ドラフト:2024年ドラフト3位

 

 チームの新人選手では唯一となる春季キャンプ一軍メンバーに抜擢された荒巻悠。長打が魅力の内野手だが、オープン戦では快音を響かせることができず、開幕一軍入りには猛アピールが不可欠な立場となっている。

 

 祐誠高時代には高校通算37本塁打を記録。上武大進学後も強打者として注目を集め、2024年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 プロ1年目の今季は、春季キャンプ一軍スタートを切ったが、対外試合では持ち味の打撃を発揮できず。

 

 3月9日の阪神戦では「9番・三塁」でスタメン出場し、実績のある西勇輝から二塁打を放ったが、オープン戦打率1割台と苦しんでいる。

 

 ポジションは一塁、三塁を主戦場としており、中山礼都、秋広優人らと一軍入りをかけて競っているが、メンバー争いから一歩後退している状況だ。

 

 持ち味の打撃で結果を残し、開幕一軍に滑り込めるか、今後のアピールに注目が集まる。

オコエ瑠偉

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/100kg

・生年月日:1997年7月21日

・経歴:関東第一高

・ドラフト:2015年ドラフト1位

 

 丸佳浩、エリエ・ヘルナンデス、トレイ・キャベッジら実力者がひしめく外野陣の中で猛アピールを見せているのが、オコエ瑠偉だ。

 

 関東第一高から2015年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。高卒2年目には41試合の出場ながら、打率.300、3本塁打、5盗塁と大器の片鱗をのぞかせた。

 

 

 しかし、その後は伸び悩む時期が続き、2022年オフに行われた現役ドラフトで、読売ジャイアンツに加入。

 

 移籍初年度は「1番・左翼」で開幕スタメンの座を掴んだが、一軍定着には至らず。41試合の出場に終わった。

 

 それでも昨季は、自己最多の68試合に出場し、打率.261、3本塁打、13打点、4盗塁をマーク。9月7日のDeNA戦でサヨナラ本塁打を放つなど、印象的な活躍を見せた。

 

 今季は、3月9日の阪神戦で4安打を記録するなど、オープン戦で猛アピール。浅野翔吾や岡田悠希ら若手選手とともに熾烈な競争を展開。一軍への生き残りをかけ、活躍を継続していきたいところだ。

 

 

 

【了】