エムステージは3月12日、「睡眠時間」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月12日〜17日、同社運営サイト「Dr.転職なび」「Dr.アルなび」に登録する医師874名を対象に、webアンケート方式にて行われた。
まず、ここ半年における一日の睡眠時間を教えてもらったところ、最も多い回答は「6~7時間未満」で37.5%。次いで「5~6時間未満」(29.3%)、「7~8時間未満」(18.6%)と続き、医師の約4割(39.3%)が「6時間未満」であることが明らかに。「十分な睡眠時間がとれていると感じますか?」と聞くと、39.1%が「感じる」と回答し、「感じない」医師は39.5%だった。
また、少しでも良質な睡眠をとるために行っている工夫を自由回答で教えてもらったところ、「就寝前に考え事をしない」「スマホの電源オフ」「就床前に足先を温める」「オーダーメイドの枕」「夕方からカフェインをとらない」などがあがった。
続いて、「睡眠時間の確保に医師の働き方改革が影響していると感じますか?」と尋ねたところ、「感じる」と回答した医師は11.3%と、約1割に留まる結果に。どのような影響かを聞くと、7割が「増えた」(70.7%)と回答。「増えた」と感じる理由については、「当直回数が減った」「深夜勤務のあとは休みやすくなった」「当直後、外来という流れが減った」など、勤務体制が変化していることが分かるコメントが目立った。
一方「減った」と感じる理由では、「支援が減り勤務数が増えた」「スポット当直が増えた分」「仕事を残して帰るようになり、気になって寝られない」などがあがった。
次に、「睡眠時間をはじめとする休息時間を確保するために、転職を検討したことがありますか?」と質問したところ、32.2%が「ある」と回答。医師のおよそ3人に1人が、休息時間の確保を目的とした転職を検討したことがあることがわかった。