三井不動産は3月5日、国際女性デーイベント「生理から考える、働きやすい職場づくりとは」を開催した。2025年度より、三井不動産グループ管理のオフィスビルに生理用品の設置も開始する。

  • 国際女性デーイベント トークディスカッションの様子

同イベントは、組織・社会として働きやすい職場環境作りにどのように取り組んでいくべきかを議論する人事・DE&I担当者向けのトークセッションイベント。大王製紙、野村證券とともに開催した。

第一部では、生理を介して働きやすい職場づくりを整える取り組みの一環として、福利厚生制度としての低用量ピルの導入事例、生理用品メーカーの立場から快適に生理期間を過ごすための商品開発事例、ビル管理者としてのオフィストイレへの生理用品設置活動など、共催各社がそれぞれの立場で具体的な取り組み事例を交えたトークディスカッションを行った。

第二部では、リンケージ協力のもと、筋電気刺激(EMS)により、生理期間中に生じる下腹部の痛みを疑似体験する生理痛体験のワークショップを実施した。

  • 生理痛体験ワークショップの様子

三井不動産グループは、2025年度よりオフィスビルテナント向けサービスとして、生理用品の共用部トイレ内無償設置を順次開始する。

2025年度からの設置箇所は、日本橋室町三井タワー、日本橋髙島屋三井ビルディング、東京ミッドタウン日比谷などの日本橋・八重洲・日比谷エリアを中心とした19棟713箇所を予定(2024年に先行設置済の東京ミッドタウン八重洲セントラルタワーを含む)。今後も順次設置拡大をめざす。

  • 設置済の東京ミッドタウン八重洲セントラルタワーの様子

この取り組みを通して、オフィス管理者の立場から、働く女性がより快適に働けるオフィス環境づくりに貢献していくという。