「自分さえ良ければいい」「周りよりも自分優先で何が悪いの?」このような態度で横柄に振る舞う人に悩まされている人、必見。今回は、自分さえ良ければいい人の心理やそのような人の迎える末路を紹介します。

また、自分さえ良ければいい人への対処法も解説しているので、職場などで人間関係に悩まされている人はぜひ実践してみてください。

自分さえ良ければいい人の特徴

  • 自分さえ良ければいい人の特徴

    まずはその人の特徴を理解しておくことが大切

集団生活を送っていると、自分勝手な言動で周囲をイライラさせたり、迷惑をかけたりする人と接する機会もあると思います。そのような人に対し適切に対応するために、まずは自分さえ良ければいいと思っている人の特徴を理解しておきましょう。

損得勘定で動く

自分さえ良ければいい人は、とにかく「自分が得をする」ことを軸に判断して行動する傾向です。簡単にいえば損得勘定で動くということ。

なかには、周囲の人が列に並んで順番を待っているのに横入りする人、周りに我慢をさせて自分にだけメリットがあるように企てる人など、モラルのない行動をしてしまう人も。自分が得をする、あるいは損をしないためなら、決められた社会のルールさえ無視してしまうのでしょう。

相手の気持ちを無視する

自分さえ良ければいいと考えている人にとっては、相手の気持ちなんて取るに足らないもの。

「傷つけてやろう」という悪意は抱いていないとしても、相手の気持ちを考えない自己中心的な言動で相手の気持ちを傷つけてしまうことも多いです。

他人の話を聞いていない

他人の話を聞かないことも、自分さえ良ければいい人の特徴の一つ。最優先すべきは自分なので、他人が何を言っても聞く耳を持ちません。

自分の意見を押し付ける

自分さえ良ければいい人は、相手の話を聞かないだけでなく、自分の意見を押し付けようとすることも多いです。自分が都合の良いように話を進めたり、他人のことを無下にしたりといった言動が目立ちます。

間違いを認めようとしない

自分さえ良ければいいと思っている人は、失敗したときに間違いを認めようとしません。自分が1番大切なので、自分のことを守るため、そして自分のプライドを傷つけられないようにするために、失敗や間違いを認めず「自分は正しい」というスタンスを貫き通します。

間違いを認めないどころか、周囲に責任転嫁するなんてことも。「そもそも、もとをたどればあの人のミスが原因ではないか」「あの人の指示が悪い」と、他の人を責め立てて、自分には一切非がないと強調します。

自分さえ良ければいい人の心理

  • 自分のことしか考えていない人の心理

    その心理について解説

自分さえ良ければいい人は、自分が得することを1番に考えており、他人が傷ついたり損したりすることに無関心です。

このように、自分のことしか考えていない人には特徴的な心理が存在します。ここでは、その心理について解説します。

他人に共感しない

先述したように、自分さえ良ければいい人は他人への共感性が乏しい傾向です。他人の気持ちを汲み取って、自分に置き換えて考えることが苦手なのかもしれません。

他人に共感できないため、自分の気持ちを優先して周囲から反感を買う結果になってしまうのでしょう。他人の気持ちを理解できず、周囲から自己中心的だと思われていることにすら気づいていないことも……。

周りの目が気にならない

「他人にどう思われても良い」「他人の視線が気にならない」というのも、自分さえ良ければいい人に特徴的な心理。

もし、世界に自分1人だけだったら、誰しもが自分のことだけを考えて行動しますよね。しかし実際は、多くの人と関わり合いながら支え合って生きていかなくてはならないため、大半の人は周囲の目を気にしながら生活しています。社会のルールを破れば、周囲の人からの評価が下がり、自分が生きづらくなってしまうからです。

一方、自分さえ良ければいい人は、周りからの評価が気にならないため、自分の欲望を満たすことに貪欲になるのでしょう。

欲求を満たすことに集中している

自分さえ良ければいいという考えになるのは、欲求を満たすことに集中しすぎていることも一つの原因です。

欲求を満たすために、他人の気持ちが後回しになってしまいます。自分を優先した結果として起こり得るトラブルを考える余裕がない、あるいは考えるのを避けようとする思考も自分さえ良ければいい人にありがちです。

周りに大切にしたい人がいない

周りに自分にとって大切な人や大切にしたい人がおらず、自分優先になっているケースも考えられます。自分にとって大切な人には、自然と相手を思いやったり、気を遣ったりする感情がうまれますよね。そのように感じられる相手がいない、つまり周りの人を「自分の人生に関係がない人」と考えているのかもしれません。

自分さえ良ければいい人の末路とは?

  • 自分さえ良ければいい人の末路とは

    自分さえ良ければいい人の末路とは

あまりにも自己中心的な言動ばかりとっている人は、最終的に集団から孤立してしまうケースが多いです。誰だって自分のことが大切。だからこそ「同じく自分を大切にしてる相手」に対して、お互いに思いやりを持って接することで、信頼関係を構築できます。

自分は思いやりを持って接しているのに、相手はその気がゼロな場合、「この人のことは大切にしなくてはいいや」と感じるのは当然。自分さえ良ければいい人からは、徐々に人は離れていきます。

最終的に孤立し、何かトラブルを抱えてしまったときに手を差し伸べてくれるが全くいない……という末路を迎える可能性も低くありません。

自分さえ良ければいいと考えている人への対処法

  • 自分さえ良ければいいと考えている人への対処法

    どのように対応すればよいのでしょうか

ここまで、自分さえ良ければいい人の特徴や心理を解説してきました。では、周囲にいる「自分のことしか考えていない人」に対し、どのように対応すればよいのでしょうか。

その人がどのような立場かによっても対処法は異なりますが、深く関わらない人であれば、必要以上に近づくのはやめましょう。「自分さえ良ければいい」と思っている人にわざわざ近づいて自分が傷つく必要はありません。

一方、上司やチームの同僚など、仕事関係の場合は関わりを避けられないので、「仕事上の関係だ」と割り切って付き合うのがおすすめ。「この人はこういう人なんだ」という前提で付き合うことで、何を言われたりされたりしてもダメージが受けずにすみます。また、周囲に相談し、味方につけておくとトラブルの際にフォローしてくれる可能性もあります。

自分さえ良ければいい人のせいで、業務に支障が出ていたり、自分が精神的につらかったりする場合は、上司や先輩、会社に相談しましょう。自分1人で抱え込まず、周囲と一緒に解決策を考えていくべきです。

恋人や配偶者の場合、頭ごなしに感情的に指摘するのではなく、一度「このようなときはこうしてほしい」と素直にお願いしてみましょう。そもそも自分の言動が原因で人を困らせているということに気づいていないのかもしれません。相手に真剣に話を聞いてもらうために、自分も相手の言い分を真剣に受け止めましょう。

また、お願いしたあとは「逆にこちらに、こうしてほしいということはある?」と相手に寄り添う姿勢も忘れずに。

自分さえ良ければいい人とは適度な距離感で接しよう

自分さえ良ければいい人は、自分が得することしか考えておらず、相手の気持ちを後回しにしてしまいます。もし、周囲に自分のことしか考えていない人がいるなら、できるだけ関わりを避けましょう。家族や彼氏・彼女が自分中心の考え方をする場合は、相手のプライドを傷つけないように慎重に言葉を選んで改善してもらう必要があります。