女優の尾碕真花が、東海テレビ・フジテレビ系「土ドラ特別企画」として放送される2週連続ドラマ『介護スナックベルサイユ』(22日・29日23:40~)に主演することが8日、発表された。宮崎美子らが共演する。

  • 尾碕真花(左)と宮崎美子

このドラマの舞台は、都会の片隅にたたずむ「介護スナックベルサイユ」。店内には介護用品が並び、カウンターの棚には点滴のボトルがずらり。客のほとんどは要介護の高齢者たちだが、店に足を踏み入れたとたん、皆が若さを取り戻し、輝きを増す。

お金に困ってこの店に軽い気持ちで飛び込んだのが、尾碕演じる小日向柊。子どものころに家を飛び出し、詐欺グループの一員のアズミ(清田みくり)や、ルカ(吉原怜那/ダウ90000)ら、悪友たちとつきあってきた。高齢者に対して強い苦手意識を持っているが、「ベルサイユ」で働き始めたことで、客の高齢者たちが人生の喜びを取り戻す姿に触れるようになる。

そして宮崎が演じるのは、ベルサイユのママ・上杉まりえ。ベルサイユを訪れる全ての客に寄り添う温かく大きな包容力を持つ不思議な女性で、高齢者に対してきつい態度で接する柊に対しても、どこか期待を寄せており、辛抱強く見守るキャラクターだ。

ほかにも、チーママ役で笛木優子、マネージャー役で木村了、接客係役で杏花、バーテンダー役で高山広、柊の祖母役で田島令子が出演。さらに、小野武彦、萬田久子、石倉三郎、草村礼子、夏樹陽子、片岡信和らが客やその思い出の人物の役で登場する。

尾碕と宮崎のコメントは、以下の通り。

■尾碕真花

「今回私が演じた小日向柊は、無愛想に見られがちなのですが、実は思春期を思春期らしく過ごせなかった女の子です。そんな彼女が成長していく姿をお見せできたらと思っています。柊は口調が強い部分もありますが、根っからの悪い子ではないというところを意識しながら演じています。私はまだ24年しか生きていませんが、自分の人生についてのこれから、そしてこれまでの過去も考えるいい機会になりました。このドラマを通して『歳を重ねることは悪いことでは決してなく、生きている間のすべてがとても素敵なことだよ』と教えてもらえたような気がしていて。視聴者の皆さんにもこのメッセージを感じていただけたらうれしいです」

■宮崎美子

「今回私が演じたベルサイユのママ・上杉まりえは、一言で言えば“よくわからない人”です。ベルサイユで起きていることが本当なのか、幻想の世界なのか? ここは介護施設ですが、現実の世界とはもちろん違う世界です。『まりえは本当にいる人なの?』という雰囲気がドラマ全体に出せたら面白いと思いました。死を考えるということは今を考えることであり、『自分はこの先どう生きる?』と、このドラマで一緒にふんわり考えるきっかけになってくださったらうれしいです。そして今回、私は共演した諸先輩方の素晴らしいお芝居を間近で観ることができて『やっぱりすごい』と思いました。このドラマだからこそ、じっくり諸先輩の名演技も味わって楽しんでいただけるのではないかと思っています」

第1話あらすじ

小日向柊(尾碕真花)はママ・上杉まりえ(宮崎美子)と面接し、その日から「ベルサイユ」で働くことに。要介護認定を受けているお年寄りが楽しく過ごせる不思議なこの店は、まりえが処方した謎の点滴を受けると元気になり楽しい一夜を過ごすことができる介護スナックだった。その日、元教師で末期の膵臓がんを患っている柳田浩一(小野武彦)が特別なワインを希望して来店してくる。このワイン一杯を飲み干したとき、人生の終わりにどうしても会いたかった人に会うことができるという幻想の世界に導かれ…

第2話あらすじ

1日で店を辞めるつもりだった柊(尾碕真花)だったが、金もなく腹を空かせ、気づけばベルサイユに戻っていた。そんな折、店でリハビリをしていた客を、柊なりの激励で奮い立たせ、心を明るくしていく。そして今宵も特別のワインを希望する客が…。元社交ダンスの先生で、余命2か月の宣告を受けていた金沢麗子(夏樹静子)が来店する。そしてその後、もう1人のベルサイユの常連客との奇跡の出会いによって、柊の生い立ちが明かされる。