Uber Eats Japanが3月10日から、東京都江戸川区の西葛西エリアで「Uber Direct」を活用した宅配クリーニングの配達サービスを開始する。宅配クリーニングサービス「ランドリーパック Now」と提携し、対象店舗の5キロ圏内でUber Eatsの配達パートナーが24時間いつでもクリーニング品の受け渡しを行えるようになる。サービス開始に先駆けて、集荷から配達までのデモンストレーションを見学したので紹介しよう。

  • Uber Eats Japanが西葛西エリアで宅配クリーニングの配達サービスを開始する

「Uber Direct」を活用した宅配クリーニングの取り組みは、昨年10月から福岡で先行導入されているが、関東圏では今回が初めて。対象エリアは、西葛西の「ToTomorrow」と提携するクリーニング店舗から半径5キロの範囲内。Uber Eatsの配達パートナーは、集荷を依頼したユーザーの自宅などで衣類を受け取り、クリーニング店舗前に設置された専用ロッカーに預け入れる。店舗スタッフを介さず専用ロッカーを利用することで、24時間いつでも荷物の受け渡しが可能となる。

  • ToTomorrowの提携店舗、「ウェアプラス 西葛西本店」

■利用の流れ

まずは「ランドリーパック Now」ウェブサイトに登録して、注文内容と集荷先、支払い方法を設定。クリーニングを依頼したい衣類を専用バッグに入れて、集荷にきたUber Eatsの配達パートナーに渡す。配達パートナーはクリーニング店舗前に設置された専用ロッカーに、集荷したバッグを入れる。

  • サービス利用には専用バッグが必須なので、初回は無料専用バッグの注文から

  • クリーニング品の受け取りは直接手渡しで、置き配は不可

店舗側は、Uber Eatsの配達パートナーが集荷したバッグを専用ロッカーから受け取って、クリーニングに対応。クリーニングが完了すると、登録した電話番号にメールで完了通知が届く。ユーザーが「今すぐ受け取る」ボタンで受け取りを申請すると、30~60分ほどで配達パートナーがクリーニング品を届ける。ちなみに本サービスの配達を行えるのは、軽貨物の配達パートナーのみ。クリーニング品は直接手渡しで、置き配は利用できないそう。

  • 専用ロッカーから店舗スタッフが回収してクリーニングに対応

  • 受け取り申請から30~60分ほどでクリーニング品が配達される

通常料金は3点1,785円、5点2,850円、10点5,300円。初回は配送無料で3点990円。なお専用バッグは1ユーザーにつき1つで、1回の利用の上限はバッグに入る量(上限10点)とのこと。

今後は対象クリーニング店舗の拡大を進め、東京23区全域および埼玉県・千葉県の一部地域への展開を予定している。