4月からゴールデンタイムに進出する日本テレビ系バラエティ番組『千鳥かまいたち ゴールデンアワー』(4月23日スタート、毎週水曜20:00~)に、同局の古立善之氏が演出として参加する。従来の担当番組の演出も継続することから、異例のレギュラー演出4本で4月期に臨む。

  • 日本テレビ本社=東京・汐留

    日本テレビ本社=東京・汐留

「しっかり会話をして“やれる”」

古立氏は、『世界の果てまでイッテQ!』『月曜から夜ふかし』『満天☆青空レストラン』という3本のレギュラー番組の演出と『上田と女が吠える夜』の監修に加え、半期に1回の『うわっ!ダマされた大賞』、今年の正月に放送された『マツコ、リアルする』などの特番も手がけている。過去には『嵐にしやがれ』『1億3000万人のSHOWチャンネル』などを担当し、『24時間テレビ』総合演出の経験も持つ、同局のエースディレクターの一人だ。

ちなみに、先日放送されたドラマ『ホットスポット』では、劇中の『月曜から夜ふかし』の総合演出役を眞島秀和が演じていたが、その役名「新座良幸」の名字は「古→新」「立→座」と対義語に変換して命名された。

今回、『千鳥かまいたち ゴールデンアワー』を新たに担当するが、現状のレギュラー3本の演出も継続。演出のレギュラー番組4本は異例の担当数だが、4日に行われた同局の4月改編説明会で、江成真二総合編成センター部長は「私も古立としっかり会話しまして“やれる”と言ってくれていますので、そこに期待をして今回、古立にお願いしたという形でございます」と話した。

「ずっと肩が回ってる状態になっております」

一方、『人生が変わる1分間の深イイ話』『世界一受けたい授業』『有吉反省会』『笑ってはいけない24時』などを手がけ、やはり『24時間テレビ』総合演出も担当している、こちらも日テレのエースディレクター・高橋利之氏は、3月30日で総合演出を務める『行列のできる相談所』が終了することに伴い、4月からプライム帯のレギュラー担当番組がなくなる。

ただ、これまでも『誰も知らない明石家さんま』『ダウンタウンvsZ世代』『せっかち勉強』『THE DANCE DAY』『神回だけ見せます!』、そして2月28日に放送された『さよなら帝国劇場 最後の1日 THE ミュージカルデイ』など、特番・単発コンテンツを積極的に立ち上げており、江成部長は「いろんな特番の企画書をモリモリと書いてやっておりますので、ずっと肩が回ってる状態になっております」とした。

それに加え、「現場のディレクター、プロデューサーの良き相談相手で、自分のレギュラー番組だけでなくいろんな番組に対して愛のあるコメントをしてくれています」(江成部長)といい、引き続き後進育成にも取り組んでいくようだ。