持ち運びできちゃう簡易型ベビーベッド「クーハン」。外出先でも赤ちゃんを寝かせておける便利なアイテムで、首が座る頃まで愛用している方も多いと思います。

でも、ちょっと待った! 誤った使い方、していませんか??

【クーハンの落下事故】
持ち手の付いた簡易型ベビーベッド。狭い場所でも寝場所を確保できるなど便利ですが、落下により大けがをする事故も。
○用途や対象月齢を確認
〇なるべく購入前に使用感をチェック
○肩や腕にかけない
○不安定な場所に置かない
などで落下防止!

(@caa_kodomoより引用)

消費者庁によると、クーハンによる子どもの落下事故って意外と多いのだとか。実際に、こんな事例が。

「こどもを入れたクーハンを持ったまま部屋のドアを開けようとした際、クーハンがひっくり返り、こどもがフローリングの床に落ちた。頭頂骨骨折、外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫により入院となった」(0歳1か月)

「こどもをクーハンに入れて自宅階段を降りていた。手を持ち替えようとしたところ誤って持ち手を離してしまい、クーハンが70cmほどの高さから落下した。こどもは、階段を転落し、頭頂骨骨折、硬膜外血腫のため、集中治療室に入院となった」(0歳0か月)

「夜中、こどもを寝かせたクーハンをオットマン(高さ40cm)の上に置き、保護者はすぐそばのソファで寝ていた。泣き声で目を覚ますと、こどもがクーハンごとフローリングの床に落ちていた。横向きになって顔だけがクーハンから出ており、頭部打撲で通院となった」(0歳0か月)


クーハンは生後数か月の赤ちゃんに使われるもの。まだ3頭身ほどの赤ちゃんは頭から落ちることが多いようで、いずれも頭部に外傷を負ってしまっています。怖いですね。

では、こういった事故を防ぐには、どんな点に注意すればよいのでしょうか? 今回、消費者庁がSNSで発信したものも含め、以下6点を今すぐチェック!!

  • 用途や対象月齢を確認
  • なるべく購入前に使用感をチェック
  • 肩や腕にかけない
  • 二人で片方ずつ持つなど、バランスを損ねるような持ち方をしない
  • 高い場所や不安定な場所に置かない
  • 布団やベッドの代わりとして長時間使用しない

正しく利用すればとても便利なベビー用品なのですが、少し誤った使い方をするだけで取り返しのつかない事態に。大事なお子さんを守るため、まずは大人がルール(使い方)を守りましょう。