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プロ野球では球春到来を迎え、2025年シーズン開幕に向けて、調整が進んでいる。しかし、春季キャンプや対外試合での故障がすでに多数発生。早くも開幕一軍が絶望的となってしまった選手も少なくない。ここでは、レギュラーシーズン開幕前に早くも離脱を強いられた野手を紹介したい。
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森駿太(中日ドラゴンズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:188cm/93kg
・生年月日:2006年12月25日
・経歴:桐光学園
・ドラフト:2024年ドラフト3位
高校通算48本塁打を放ち、将来の主軸候補としてドラフト3位で入団した森駿太。プロのキャリアをスタートさせたばかりだが、右肘の違和感により別メニューとなり、当面はノースロー調整となった。
桐光学園高時代には1年夏からスタメン出場し、2年時から「3番・遊撃」を任され、早くからチームの中心に。
同春の神奈川大会では、埼玉西武ライオンズに入団した杉山遥希(横浜高)から豪快な本塁打を放ち、一躍脚光を浴びた。
その後は三塁にポジションを移したが、投手も兼任しながらチームを牽引。高い身体能力を持つ大型内野手として2024年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団した。
今春キャンプは二軍スタートとなっていたが、右肘のコンディション不良を発症。別メニュー調整を強いられた。
それでも、将来が嘱望される若手大砲候補となるだけに、プロ1年目は焦らずにファームで土台を作り、将来的な活躍に期待がかかる。
三森大貴(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:186cm/76kg
・生年月日:1999年2月21日
・経歴:青森山田高
・ドラフト:2016年ドラフト4位
昨オフに横浜DeNAベイスターズへのトレード移籍が決定した三森大貴。新天地で再起が期待されたが、キャンプ序盤に左ふくらはぎの肉離れで離脱を強いられた。
青森山田高から2016年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒3年目の2019年に一軍デビューを果たし、徐々に二塁のレギュラー格として出場機会を増やした。
2022年には102試合出場、打率.257、9本塁打、36打点、20盗塁の好成績をマーク。翌2023年も打率.260(規定未満)、5本塁打、21打点、14盗塁とまずまずの数字を残した。
しかし、昨季は度重なる故障で25試合の出場に終わるなど低迷。同年オフに濵口遥大との交換トレードでDeNAに移籍する運びとなった。
今春キャンプでは一軍メンバー入りしたが、2月11日の練習試合で負傷交代。その後、左ふくらはぎの肉離れの診断を受けた。
レギュラー奪取に向けてアピールが求められる立場であったが、無念の離脱となった。
今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打
・身長/体重:172cm/76kg
・生年月日:1991年7月15日
・経歴:明豊高
・ドラフト:2009年ドラフト1位
福岡ソフトバンクホークスの正遊撃手として、チームに欠かせない存在となっている今宮健太。左ふくらはぎを痛めて離脱中のため、開幕に向けて状態が不安視されている。
2009年ドラフト1位でソフトバンクに入団すると、高卒3年目の2012年に正遊撃手に定着。広い守備範囲と球界屈指の強肩を武器に、翌2013年から5年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。
打撃でも2016年から4年連続で2桁本塁打を記録。2022年にはリーグ4位の打率.296をマークし、7本塁打、47打点の活躍を見せた。
昨季は133試合出場、打率.262、6本塁打、39打点、25犠打とまずまずの数字を残し、自身4度目のベストナインを獲得。
ところが、今春キャンプでは左ふくらはぎを痛めて離脱。すでに練習を再開し、早ければ3月中旬の実戦復帰が見込まれる。
一方で、負担の大きい遊撃というポジションだけに、開幕までにどこまで状態を仕上げられるか注視されている。
佐藤都志也(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:181cm/91kg
・生年月日:1998年1月27日
・経歴:聖光学院高 - 東洋大
・ドラフト:2019年ドラフト2位
昨季はリーグ4位の打率.278をマークし、自身初のベストナインに輝いた佐藤都志也。春季キャンプでのフリー打撃で自打球を受け、右足の親指を骨折するアクシデントに見舞われた。
東洋大から2019年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから一軍の舞台を経験すると、2022年には捕手と一塁手を兼任し、自己最多の118試合に出場した。
同年は打率.214、8本塁打、31打点と打撃面はやや確実性を欠いたが、守備面ではリーグトップの盗塁阻止率.361を記録。
昨季は自身初の規定打席に到達し、116試合出場、打率.278、5本塁打、45打点の好成績をマーク。捕手部門でベストナインを受賞した。
さらに、同年11月にはプレミア12の日本代表に選出されるなど、飛躍のシーズンとなった。
チームに不可欠な存在となっていたが、2月13日に右足の親指を骨折。まさかの事態となったが、3月中旬の実戦復帰が見込まれており、順調に行けば開幕には間に合いそうだ。
中村貴浩(広島東洋カープ)
・投打:右投左打
・身長/体重:177cm/87kg
・生年月日:2000年4月9日
・経歴:九州国際大付高 - 九州産業大
・ドラフト:2022年育成選手ドラフト2位
2025年でプロ3年目を迎え、一軍定着をかけてアピールが不可欠な立場となっている中村貴浩。だが、練習試合で負傷し、無念の離脱を強いられた。
九州産業大では強打の外野手として注目を集め、2022年育成選手ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーは開幕から二軍で結果を残し、早々に支配下登録を勝ち取った。
一軍では15試合の出場にとどまり、打率.176、3打点に終わったが、二軍では82試合の出場で8本塁打と長打力を発揮。
しかし、プロ2年目の昨季は夏場に一軍昇格するも、11試合の出場にとどまった。二軍でも80試合の出場で打率.264を記録したが、ノーアーチに終わり、持ち味の長打力が影を潜めた。
今季は、春季キャンプ一軍メンバーに名を連ねていたが、2月16日の練習試合で守備中に右ひざを負傷。精密検査を受けるため、途中リタイアとなった。
その後の状況は不透明だが、一軍争いから後れをとる結果となった。
中村悠平(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:176cm/79kg
・生年月日:1990年6月17日
・経歴:福井商
・ドラフト:2008年ドラフト3位
東京ヤクルトスワローズの正捕手を担う中村悠平だが、キャンプ序盤に下半身のコンディション不良で別メニュー調整となった。全体練習に復帰したが、調整が遅れている状況だ。
2008年ドラフト3位でヤクルトに入団すると、高卒4年目の2012年に一軍へ定着した。
2015年には正捕手の座を奪取し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。同年はベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。
その後も扇の要としてチームを支え、2021年には打率.279、2本塁打、36打点の好成績をマーク。翌2022年も攻守で高いパフォーマンスを発揮し、2年連続でベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。
昨季は度重なる故障で96試合の出場にとどまり、打率.237に終わった。一方、守備面では捕手における連続守備機会無失策の日本記録を樹立するなど、高いレベルを維持している。
2025年も主力として活躍が期待されているが、今春キャンプでは一時別メニュー調整に。今後は二軍での調整が予定され、開幕までにどこまで状態を上げられるか、注目が集まる。
【了】