ブレイク必至!? DeNAが誇るスター候補選手6人。2025年期待のプロスペク…

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 球春到来を迎えた2025年のプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季中のブレイクに大きな期待がかけられている横浜DeNAベイスターズのスター候補を紹介したい。

 

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森敬斗

投打:右投左打

身長/体重:177cm/80kg

生年月日:2002年1月28日

経歴:桐蔭学園高

ドラフト:2019年ドラフト1位

 

 2024年に頭角を現し、正遊撃手候補に躍り出た森敬斗。ポジション争いに終止符を打つ存在になるのだろうか。

 

 神奈川県の強豪・桐蔭学園高から、2019年ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団。高卒1年目の10月27日の巨人戦でプロ初出場を果たすと、初打席でフェンス直撃の二塁打を放った。

 

 

 その後は徐々に出場機会が増加。高卒3年目は61試合の出場で打率.234ながらも、2本塁打、6打点、5盗塁をマークした。

 

 しかし、翌2023年の一軍出場はわずか9試合。同年は「8番・遊撃」で開幕スタメンに名を連ねるも、打撃で結果を出せなかった。

 

 さらに、同秋のドラフトではポジションの被る石上泰輝が加入。守備に定評のある京田陽太、若手の林琢真などの存在もあり、森は厳しい状況下にいた。

 

 そんな中で迎えた、高卒5年目の2024年。同年は5月から一軍でスタメン出場すると、同31日の日本ハム戦で勝ち越しタイムリーヒットを放ち、チームを勝利に導いた。

 

 終盤にはさらに打撃の状態を上げ、9月は月間打率.326(43打数14安打)を記録。同年はキャリアハイの71試合に出場し、打率.251、5打点、8盗塁で終えた。

 

 クライマックスシリーズ(CS)でも好調を維持し、巨人との第2戦で先制打を放つと、第6戦では反撃の狼煙となる適時三塁打をマーク。日本シリーズでは全6試合の出場で打率.300(20打数6安打)を記録し、チームの26年ぶり日本一に貢献した。

 

 持ち味の強肩に加え、打撃でも結果を出し始めている森。今季も春季キャンプ、実戦でもアピールを続けている。チームでは正遊撃手が不在なだけに、レギュラーの座を不動のものとしたい。

蝦名達夫

投打:右投右打

身長/体重:185cm/88kg

生年月日:1997年9月20日

経歴:青森商 - 青森大

ドラフト:2019年ドラフト6位

 

 チームでは数少ない、右の外野手である蝦名達夫。2024年はブレイクの兆しを見せただけに、今季の活躍に期待がかかる。

 

 青森大から、2019年ドラフト6位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ1年目から一軍出場を果たし、9月10日の阪神戦ではプロ初安打をホームランで飾った。

 

 

 プロ3年目の2022年は主に右翼を守り、40試合にスタメン出場。同年は計61試合の出場で打率.247、3本塁打、8打点の成績を残した。

 

 しかし、翌2023年はスタメン出場がわずか8試合となり、同年は計42試合の出場で打率.140。広島東洋カープとのクライマックスシリーズ(CS)第1戦では、1死三塁の好機で遊飛に倒れるなど、悔しいシーズンとなった。

 

 迎えた2024年は、5月に月間打率.289(97打数28安打)をマークするなど猛アピール。5月29日の楽天戦ではストライク返球を見せるなど、外野守備でも力を発揮した。

 

 だが、6月中旬に右太もも裏の肉離れを発症して離脱。7月下旬に一軍復帰を果たすも、8月以降は状態が下降気味に。それでも、同年はキャリアハイの76試合に出場して打率.256、3本塁打、17打点と大きな成長を見せた。

 

 そんな中、蝦名に負けじと梶原昂希も台頭。さらには度会隆輝、筒香嘉智などの存在もあり、外野手争いは熾烈を極めている。

 

 今季は春季キャンプ一軍スタートとなり、15日に行われた中日ドラゴンズとの練習試合で本塁打を放つなど、猛アピールを続けている。好調を維持し、開幕スタメンの座を手にできるか。

松尾汐恩

度会隆輝

投打:右投左打

身長/体重:183cm/83kg

生年月日:2002年10月4日

経歴:横浜高 - ENEOS

ドラフト:2023年ドラフト1位

 

 プロ1年目からインパクトを残した度会隆輝。プロ2年目となる今季はレギュラー奪取が期待される。

 

 社会人野球のENEOSから、2023年ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団。プロ1年目から非凡な打撃を見せ、オープン戦では首位打者(.434)に輝いた。

 

 

 開幕戦では「1番・右翼」としてスタメン出場。すると、第2打席で九里亜蓮(現:オリックス)から同点3ランホームランを放つ鮮烈デビューを飾った。

 

 さらに、翌日の開幕第2戦では2ランホームランを含む4安打をマーク。ルーキーが開幕から2試合連続ホームランを放ったのは、セ・リーグ新人史上初の快挙となった。

 

 その後は調子を落としたが、4月26日の巨人戦ではグランドスラムを放つなど、確かな実力を発揮した。同年は75試合の出場で打率.255、3本塁打、24打点という成績。一方、外野守備では不安定な部分も散見された。

 

 今季は春季キャンプ、実戦とアピールを続けている度会。2025年シーズンは右翼のレギュラーの座を確固たるものにできるか。

岩田将貴

投打:左投左打

身長/体重:178cm/75kg

生年月日:1998年6月16日

経歴:九州産業大九州高 - 九州産業大

ドラフト:2020年育成選手ドラフト1位

 

 昨オフ、横浜DeNAベイスターズに加入した岩田将貴。貴重な変則サウスポーとして、一軍ブルペンの一角を担いたいところだ。

 

 九州産業大から、2020年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団。プロ2年目の7月に支配下契約を果たすと、同年はファームで41試合に登板し、防御率1.97の安定感を見せた。

 

 

 しかし、その後はファームで登板を重ねるも、一軍出場は果たせず。2024年もファームでは46試合の登板で防御率2.11をマークしたが、一軍マウンドに上がることはなく、同年オフに戦力外通告を受けた。

 

 そんな中、岩田の獲得に動いたのがDeNA。チームでは左の中継ぎが不足していたこともあり、補強ポイントに合致する存在だった。

 

 新天地で迎えた2025年は、春季キャンプ一軍メンバー入り。実戦に入ってもアピールを続けている。阪神での4年間で一軍登板を果たせなかったが、今季は一軍デビューだけでなく、ブルペン陣の一角として定着したいところだ。

吉野光樹

投打:右投右打

身長/体重:176cm/80kg

生年月日:1998年7月19日

経歴:九州学院高 - 上武大 - トヨタ自動車

ドラフト:2022年ドラフト2位

 

 2024年は一軍の舞台に立った吉野光樹。今季は先発ローテーションの一角を担いたいところだ。

 

 社会人野球のトヨタ自動車から、2022年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。しかし、プロ1年目は腰の疲労骨折に見舞われて一軍登板はゼロ。同年はファームでも4試合の登板で、防御率11.91に終わっていた。

 

 

 それでも、翌2024年7月12日・巨人戦でプロ初登板初先発。同試合では敗戦投手となったが、5回2失点の粘投を見せた。

 

 3度目の先発登板となった8月23日のヤクルト戦では、5回2失点と試合を作ってプロ初勝利をマーク。同年のレギュラーシーズンは7試合の先発登板で3勝2敗、防御率4.31の成績で終えた。

 

 さらに、同年の巨人とのクライマックスシリーズ(CS)第3戦では先発マウンドに上がり、3回1失点と踏ん張りの投球を披露。貴重な経験を積み重ねたシーズンとなった。

 

 今季は春季キャンプ一軍スタート。12日に行われた中日との練習試合では、3回5失点の投球内容となったが、20日のロッテ戦では2回無失点と修正能力を見せた。さらなるアピールを続け、開幕ローテーション入りを狙う。

 

 

【了】