東急とJR東海は21日、クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS ~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」の2期目となる2025年春の旅行プランを発表した。運行期間は5月23日から6月23日まで。横浜駅発着で静岡県の各エリアを周遊する3泊4日の旅を計5回実施する予定だという。

  • 「THE ROYAL EXPRESS ~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」を2025年春も運行。横浜駅発着で静岡県の各エリアを周遊する

「THE ROYAL EXPRESS ~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」は、東急の「THE ROYAL EXPRESS」(伊豆急行2100系)を活用し、昨年秋に初運行。2期目となる今春、「碧い海に彩られた伊豆」の行程を加えたほか、沼津・浜松・静岡といった各地域で美しい車窓と静岡でしか味わえない旬の食材を使ったシェフたちの料理を味わう。新たな魅力も加わった3泊4日の旅となる。

1日目はウェルカムセレモニーの後、11時50分頃に横浜駅を発車し、列車内で昼食(伊東市のフレンチ「エルマイヨン」)。14時50分頃、河津駅に到着し、専用バスで宿泊施設の「おちあいろう」または「雲風々」へ。この季節だけの幻想的な「天城の蛍の夕べ」も楽しめる。2日目は宿泊施設から専用バスで沼津駅まで移動し、11時20分頃に同駅を発車。列車内で昼食(浜松市「鰻処 うな正」)を取り、14時30分頃、新居町駅に到着する。東海道の宿場町である新居町を観光した後、宿泊施設の「KIARA リゾート&スパ浜名湖」へ。夕暮れの幻想的な浜名湖の絶景とともに過ごす。

3日目は宿泊施設から専用バスで浜松駅へ移動し、11時0分頃に同駅を発車。列車内で昼食(焼津市「サスエ前田魚店」)を取り、14時0分頃、袋井駅に到着する。専用バスで袋井・掛川エリアを観光した後、遠州の奥座敷にある「葛城北の丸」で宿泊。4日目は専用バスで菊川駅へ移動し、10時30分頃に同駅を発車した後、列車内で昼食(伊豆市の和食「羅漢」)。雄大な富士山などを眺めながら旅のフィナーレを迎え、15時0分頃、横浜駅に到着。フェアウェルセレモニーが行われる。

  • 「THE ROYAL EXPRESS」が富士山のふもとを走行。地元関係者らによるおもてなしも行われる

運行期間中、5月23・30日と6月6・13・20日を出発日とする3泊4日の旅を計5回実施予定。旅行代金は2名1室利用で1人79万円から。募集人数は1回あたり28名(最少催行人員14名)とされ、公式サイトまたは郵送で申込み受付を行った後、抽選での販売となる。販売期間は2月21日から3月19日まで。旅行前後に利用する新幹線の手配も受け付けるとのこと。詳細は公式サイトでも案内する。