「悪の帝国」の声も…2025年、新たにドジャース入りした超大物6人。新戦力…

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 大谷翔平の圧倒的な活躍もあり、ワールドチャンピオンに輝いた2024年のロサンゼルス・ドジャース。オフには連覇に向けてさらなる超大型補強を実施し、一部からは「悪の帝国」との恨み節が漏れるほど、多くの有力選手を獲得した。そこで今回は、今季から新たにドジャースでプレーする大物選手を紹介したい。

 

今シーズンのメジャーリーグは

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ブレイク・スネル

投打:左投左打

ポジション;投手

生年月日:1992年12月4日

 

 サイ・ヤング賞を2度受賞した経験のあるブレイク・スネルは、新天地にロサンゼルス・ドジャースを選んだ。

 

 タンパベイ・レイズでプロのキャリアをスタートさせたスネルは、メジャーデビュー3年目となる2018年、31試合の登板で21勝5敗、防御率1.89という圧巻の成績を収めてサイ・ヤング賞に輝いた。

 

 

 その後もレイズのエース格としてチームを牽引。短縮シーズンとなった2020年には、ワールドシリーズのマウンドにも上がった。

 

 2021年にサンディエゴ・パドレスに移籍。2023年は32試合の登板で14勝9敗、防御率2.25の好成績をマークし、自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。

 

 2024年からはサンフランシスコ・ジャイアンツへ活躍の場を移すと、ノーヒットノーランを達成するなど、安定感のあるピッチングを披露した。

 

 同年オフにオプトアウト権を行使してFAとなり、ドジャースが5年1億8200万ドルで獲得を発表。

 

 ドジャースは2024年シーズン終盤、先発投手の頭数が不足していただけに、スネルの加入はドジャースにとって大きなプラス要素となるだろう。

佐々木朗希

投打:右投右打

ポジション;投手

生年月日:2001年11月3日

 

 昨オフに海を渡る決断を下した佐々木朗希。まずはメジャー昇格を目指す戦いが始まる。

 

 大船渡高校時代から突出した才能を評価され、2019年ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズへ入団。高卒2年目にプロ初勝利をマークし、大器の片鱗を示した。

 

 

 2022年には史上最年少での完全試合を達成し、球界を代表する投手に。2024年は初の2桁10勝をマークし、チームのAクラス入りに貢献した。

 

 かねてからメジャー移籍を懇願しており、2024年オフにポスティングシステムの申請が受理。

 

 MLB球団による争奪戦が繰り広げられた中、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を締結。大谷翔平、山本由伸とチームメイトになるが、まずはメジャー昇格を果たさなければならない立場だ。

 

 NPBのキャリアでは1度も規定投球回に到達したことがないことや、「25歳ルール」の対象となっていることから、様々な反応がある中でのメジャー挑戦となった佐々木。メジャーリーグでの投球に、世界中から注目が集まる。

タナー・スコット

投打:左投右打

ポジション;投手

生年月日:1994年7月22日

 

 サンディエゴ・パドレス在籍時は「大谷キラー」と呼ばれたタナー・スコットも、2025年からロサンゼルス・ドジャースの一員となる。

 

 ボルチモア・オリオールズからMLBドラフト6巡目で指名され、2017年にメジャーデビューを果たしたスコット。

 

 

 デビュー後数年間は結果がともなわないシーズンを過ごしたものの、2020年には25試合の登板で防御率1.31と好成績を収めた。

 

 翌2021年は62試合に登板したが、防御率5.17と大きく数字が低下。2022年からマイアミ・マーリンズに活躍の場を移した。

 

 2023年は74試合に登板し、リリーフながら9勝を記録。防御率2.31と十分な数字を残したスコットは、2024年シーズン途中にパドレスへトレード移籍した。

 

 昨季、ドジャースとの地区シリーズでは大谷翔平と4打席対戦し、すべて三振を奪ったことでも話題に。FAとなった同年オフに、4年総額7200万ドルでのドジャース入りを決断した。

キム・へソン

投打:右投左打

ポジション;内野手

生年月日:1999年1月27日

 

 ポスティングシステムを経て、ロサンゼルス・ドジャース入団が決まったキム・へソン。韓国での活躍を、MLBでも見せることができるだろうか。

 

 2017年のドラフトでネクセン・ヒーローズ(現:キウム・ヒーローズ)に指名され、入団2年目からレギュラーを獲得。

 

 

 2018年は136試合の出場で打率.270、31盗塁をマーク。2021年は打撃の安定感が増したことから、東京オリンピックの韓国代表にも選出された。

 

 同年のシーズンでは144試合に出場すると、自身初の打率3割(.303)を達成。さらに46盗塁を記録し、盗塁王のタイトルにも輝いた。

 

 その後も俊足巧打を武器に活躍し続け、4年連続で打率3割をクリア。また、8年間で通算211盗塁も成功させ、2024年オフにポスティングシステムによるメジャー移籍を希望した。

 

 期限ギリギリまで交渉がまとまらなかったが、直前にロサンゼルス・ドジャースとの契約が発表。ライバルは多い状況だが、持ち味をアピールして出場機会を確保したい。

マイケル・コンフォート

投打:右投左打

ポジション;外野手

生年月日:1993年3月1日

 

 メジャー通算167本塁打の実績を持つマイケル・コンフォート。強力打線の中において、新たな起爆剤となるだろうか。

 

 2014年のMLBドラフトで、ニューヨーク・メッツから1巡目指名を受けたコンフォート。入団直後からマイナーリーグで高打率を残し、2015年に早くもメジャーデビューを果たした。

 

 

 デビュー2年目からは長打力も光り、2019年には151試合の出場で自己最多の33本塁打をマーク。

 

 翌2020年は60試合制の短縮シーズンだったが、54試合の出場で打率.322というハイアベレージを記録した。

 

 2023年からサンフランシスコ・ジャイアンツに加入し、125試合の出場で15本塁打を記録。翌2024年にも130試合の出場で20本塁打をマークするなど、持ち前の長打力を発揮した。

 

 昨年12月には、ロサンゼルス・ドジャースと単年契約の締結を発表。直近3年は打率2割台前半に終わっているだけに、確実性も追求したいところだ。

ジオバニー・ガイエゴス

投打:右投右打

ポジション;投手

生年月日:1991年8月14日

 

 2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表にサヨナラ負けを喫したメキシコ代表。最後のマウンドにいたのが、ジオバニー・ガイエゴスだった。

 

 2017年にニューヨーク・ヤンキースでメジャーデビューを果たしたのち、2018年のシーズン途中にセントルイス・カージナルスへトレード移籍。

 

 

 2019年は66試合の登板で19ホールド、防御率2.31と好成績をマーク。2021年には73試合に登板し14セーブ24ホールド、防御率3.02と安定した成績を残した。

 

 同年から3年連続で50試合以上に登板するなど、その後もブルペン陣の中心格として存在感を示した。

 

 しかし、2024年は成績を落とし、シーズン途中にカージナルスを退団。その後ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ。

 

 2024年オフにはロサンゼルス・ドジャースとのマイナー契約を結んだガイエゴス。復活を果たし、まずはメジャー契約を勝ち取りたいところだ。

 

 

【了】