青山商事は、靴下の生産量が全国第1位の奈良県で発祥 した「WACSプロジェクト」とコラボし、靴下工場の繊維端材から誕生した靴下を、2月13日に発売。奈良県を中心とした洋服の青山限定50 店舗および、公式オンラインストアで販売している。

  • さくら

  • よもぎ

奈良県は日本の靴下生産において約60%を占めており、製造工程で年間約160トン繊維端材が出ると言われている。「WACSプロジェクト」では、この繊維端材を糸によみがえらせる活動をしている。本商品は、焼却処分されるはずだった端材を使い、染色を行わずに端材由来の色を生かしている。そのため、焼却や染色時に発生する二酸化炭素や水の使用量を削減できるほか、包装資材としてフックの代わりにつま先を縫製する際に出る端材を活用したり、帯巻きに再生紙を使用したりするなど環境に配慮した。

靴下の色は奈良にゆかりのある名称から取っており、奈良県内の産地における循環型のモノづくりを目指した企画となっている。 カラーは、墨(グレー)、素麺(オフホワイト)、子鹿(キャメル)、さくら(ピンク)、よもぎ(ライトグリーン)、星空(メランジミックス)の計6種類。880円で販売される。

  • WACSで作られた10種の系:左から石舞台・生駒・素麺・きなこ・子鹿・さくら・よもぎ・偶然・星空