俳優の神尾楓珠が主演するテレビ大分の時代劇ドラマ『はぐれ鴉』(7月放送予定)の新たなキャストとして、マギー、正名僕蔵、和田聰宏、野添義弘、高岸宏行、松角洋平、マキタスポーツの出演が発表された。
テレビ大分開局55周年記念として制作される同作は、同局が初めて制作する時代劇。第25回大藪春彦賞受賞作品の『はぐれ鴉』(赤神諒原作)を、『鬼平犯科帳』『剣客商売』『大奥』シリーズなどを手がける山下監督によって映像化する。
マギーは篤丸、正名は三宅宣蔵、和田は前浜太治郎、野添は平兵衛、高岸は荒木彦十、松角は山田嗣之助、マキタスポーツは朽網宗直を演じる。
それぞれのコメントは、以下の通り。
■マギー
時代劇の撮影はいつも身が引き締まる。
山下監督の「よーいスターッ!」の声にさらに身が引き締まる。気持ちは引き締めつつ、お芝居は飄々と。篤丸という男を楽しんで演じる所存。
■正名僕蔵
竹田藩家老・三宅宣蔵をやらせていただきました。
この三宅という男、裏で“なめくじ”とあだ名されているだけあって、皆からの嫌われ者です。そして、私は嫌われ者を演じることが大好きなもので、とても楽しく演じさせていただきました。乞うご期待。
■和田聰宏
予約なし、飛び込みで入った湯布院の温泉宿。
笑顔で迎えてくれた女将さんと、木のおひつからよそられたご飯の美味しさは今も鮮明に覚えています。
あれから20数年が経ち、こうしてテレビ大分初となる時代劇ドラマ作品に出演させてもらえた事は、本当に嬉しい限りです。
■野添義弘
寛文六年、豊後国竹田藩、今の大分で凄惨な事件がありました、しかしこれにはある理由が!
大分(豊後国)を舞台にした物語。見応えあります!ぜひご覧下さい!いつか大分に行ってみたいです。豊後牛、とり天、唐揚げ、関あじ、関さばなどなど、現地で味わいたいですね。
■高岸宏行
TOS開局55周年おめでとうございます! 大分県には高校の野球部時代に練習試合をするため愛媛県から船に乗ってよく行かせていただいていました! 大好きな大分のみなさんにこの作品を通してパワーを伝えていければと参加させていただいたのでぜひ活目ください! 見どころはズバリ!全部です! 大分のみなさんならこれからもやればできる!
■松角洋平
テレビ大分開局55周年おめでとうございます。この記念ドラマに携われることを心より嬉しく思います。主人公・才次郎が突き動かされる衝動に隠された秘密とは...。息を呑む展開の脚本でした。自然豊かな豊後竹田藩の情景がどのように描かれるかも楽しみです。打ち上げは是非大分の温泉宿でお願いします。
■マキタスポーツ
この度、僧侶・朽網宗直役を仰せつかりましたマキタスポーツです。本作は時代は違えど、社会制度の中で個人の信念をどこまで突き通せるのか?という現代にも通じる普遍的な内容になっております。世代に関係なく、楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧ください。
物語
寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族郎党含め二十六人殺しという凄惨な事件が起きた。
一人逃げのびた幼き次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き山川才次郎と名を変え、叔父である現城代・玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者“はぐれ鴉”と周囲から噂されていた。
そして才次郎は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。