西武鉄道は、2025年3月15日のダイヤ改正で、池袋線系統(池袋線、西武秩父線など)において一部列車の行先変更・種別変更を実施し、混雑緩和および各方面の利便性向上を図ると発表した。
平日朝ラッシュ時間帯、混雑緩和を目的に一部列車の運転区間など変更。池袋行の通勤準急は一部を準急に変更し、通勤準急が通過する石神井公園駅にも停車することで混雑を平準化する。
所沢駅におけるホームの混雑を緩和するため、朝ラッシュ時間帯に所沢駅始発で運転している一部列車の始発駅を変更する。現行の所沢駅6時38分発、新木場行の各停は清瀬駅始発とし、現行の所沢駅6時59分発、新木場行の準急は小手指駅始発に変更。現行の所沢駅7時52分発、池袋行の準急は小手指駅始発とした上で、種別を通勤準急に変更する。現行の飯能駅6時45分発、元町・中華街行の快速は利用状況に合わせ、運転区間を短縮して小手指駅始発とする。
平日朝ラッシュ時間帯に西武秩父方面からの乗継ぎを改善(現行より1本前の列車へ乗継ぎ可能に)するため、飯能発池袋行の発車時刻を見直し、目的地までの速達性向上を図る。現行の飯能駅6時41分発、池袋行の急行を飯能駅6時43分発とすることで、西武秩父駅を5時56分に発車する飯能行から乗継ぎ可能に。現行の飯能駅7時2分発、池袋行の快速急行を飯能駅7時4分発とすることで、西武秩父駅を6時18分に発車する飯能行から乗継ぎ可能とする。
池袋線で平日朝に運転される特急列車のうち、上り「むさし20号」は現行の飯能駅8時45分発・池袋駅9時33分着から飯能駅8時52分発・池袋駅9時33分着に変更。飯能駅の発車時刻を繰り下げ、所要時間を短縮する。平日の日中時間帯、元町・中華街駅を15時18分に発車するFライナー(西武線内は快速急行)について、行先を現行の所沢行から小手指行に変更し、運転区間を延長する。
平日の夕夜間、混雑緩和と利便性向上のため、一部列車の行先・種別を変更。現行の池袋駅17時20分発、飯能行の準急を飯能行の急行、現行の池袋駅17時25分発、小手指行の急行を飯能行の快速に変更する。夜間も利便性向上のため、一部列車の種別を変更。現行の池袋駅22時2分発、飯能行の準急を飯能行の急行、現行の池袋駅22時32分発、飯能行の急行を飯能行の快速に変更する。現行の池袋駅23時26分発、飯能行の急行は、池袋駅を23時22分に発車する飯能行の快速に変更される。
土休日は朝から夜間にかけて編成変更を実施。8両編成で運転する優等列車の一部を10両編成に増車する一方、西武秩父線内を8両編成で運転する列車は利用状況に合わせ、秩父鉄道へ直通する列車を除きすべて4両編成に変更する。