2025年の節分は2月2日です。例年は2月3日が節分ですが、地球が公転する時間が少しずつずれるため、今年は1日早く2月2日に節分を迎えます。

節分といえば「鬼は外、福は内」のかけ声ととも豆をまく習慣が思い浮かびます。立春の前日に行うこの行事は、邪気を払い無病息災を願う日本の年中行事です。

北海道では、昔から豆まきの豆として殻付きの落花生を使うのが一般的。最近では恵方巻きを食べる習慣も浸透していますが、「やっぱり節分は豆まきでなくちゃ」という道産子のみなさんも多いはず。

  • マスコットキャラクター「にこにこおに」が出迎えてくれる本店

そんな北海道の節分を盛り上げるのが、豆菓子を製造販売する池田食品のイベント「池田の節分フェス」です。2003年から続くこのイベントが、今年も1月27日~2月2日まで開催。さっそく、初日にお邪魔してみました。

札幌で開催! 「池田の節分フェス」とは?

札幌市白石区にある池田食品 白石本店へ。駐車場には節分フェスの会場が設営されていますが、まずは店舗で豆菓子を購入することにしました。

  • ネイビーの建物にオシャレな木の看板が目印

店内に入ると、節分フェスの飾り付けがいっぱい。マスコットキャラクターの「にこにこおに」が随所に描かれ、節分限定の商品も豊富に並んでいました。

  • 升に入って節分に使いやすい商品がずらり

1948年に創業し、豆菓子とかりんとうを製造販売する池田食品は、本店のほか札幌市内の百貨店のデパ地下にも店舗を展開しています。

創作豆菓子とかりんとう、ボーロといった商品をラインナップし、バラエティに富んだフレーバーも人気の理由。いろいろな味を詰め合わせにしたギフトセットも贈りものに喜ばれる商品です。

そんな池田食品から、節分限定の豆菓子が今年も登場。例年、お正月あたりから節分まで販売されていますが、今年は「にこにこおにポーチ」が新発売。豆菓子2袋入りのポーチは、おやつ入れにぴったりです。

また、豆菓子がまだ食べられない小さな子どものために、お面付きの「ボーロ」も用意されています。

  • 「にこにこおにポーチ」(1,870円)

  • 「にこにこおに立体ミニおめん(野菜ボーロ3袋入り)」(864円)

社員全員で作り上げる全力の節分イベント

さあ、お目当ての商品を買ったら、いよいよ節分フェスに参加。店舗で商品を購入すると、レジで豆まき用の豆がもらえます。それを持って、特設会場へ。

  • 会場までの通路にはこんな看板が!

  • まずはガラポンで運試し! 当たりが出たら、豆のつかみ取りへ

  • いくつつかめるかな?

お次は、レジでもらった豆をまきに、赤鬼のもとへ。この赤鬼さんが、節分フェスの人気者。マイクパフォーマンスと太鼓で会場を盛り上げています。

池田食品の広報担当、大久保蘭さんによると、「このイベントは今年で23回目ですが、赤鬼さんが登場した8年前から人気がうなぎ登り。赤鬼さんに会いたくて来てくれる“ファン”の方も多いんですよ」とのこと。

  • パフォーマンスがプロな赤鬼さん

この赤鬼さん、実は普段は真面目な営業担当社員です。ある日、自ら社長に赤鬼になることを宣言し、気づいたら白塗りで悠然とデスクに座っていたそう。

赤鬼さんのマイクパフォーマンスにもぜひご注目を。そんな赤鬼さんの太鼓とトークが、豆まきを盛り上げます。

  • 「鬼は外、福は内」のかけ声に合わせ、「鬼」の的に向かって元気に豆をまくお客さん

地域と共に歩む「池田の節分フェス」

驚くのは、期間中毎日10~18時まで鬼に扮したスタッフの皆さんがこうしてお客さんを迎えてくれること。この時期、とっても寒いのですが、そんなことはお構いなし。

「社員のみんなが全力で楽しむフェスなんですよ。毎年、みんな楽しんでいます」と語るのは、代表取締役の池田浩輔さん。自ら緑鬼に扮して会場を盛り上げます。

工場の中で働くみなさんも、外のにぎわいを聞いて元気をもらっているのだとか。まさに厄を祓い、福を呼び込むイベントですね。

  • スタッフが鬼に扮してお出迎え、中央の緑鬼は代表取締役の池田浩輔さんで、皆さん全力でポーズを取ってくれた

思いきり豆まきでスッキリ!今年こそ本気の節分を

地域に根差したこの「池田の節分フェス」。

長年、楽しみに通ってくれる家族連れも多く、「鬼を見て泣いていた子が大きくなって、鬼と仲良くなる姿に成長を感じることもあります」と大久保さんは目を細めます。

「節分の豆まきは、厄払いや無病息災を願い、幸福を振り返る節目の行事です。最近、豆まきしていない方はぜひこの機会に、ここに来て思いきり豆まきしてほしいですね。すごくスッキリするんですよ」と大久保さんは勧めています

確かに「鬼は~そと! 福は~うち!」と大きな声で言いながら、思い切り腕を振って豆を投げるとスッキリします!

みなさんもぜひ、今年は豆まき、本気でやってみませんか?

  • おすすめ商品を手に、節分の楽しみ方を教えてくれた広報の大久保さん

「池田の節分フェス」池田食品
期間:2025年1月27日(月)~2月2日(日)
時間:10時~18時
住所:札幌市白石区中央1条3丁目32