アイブリッジが運営する「フルーツメール」は1月27日、ポイ活に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年1月10日~1月10日、全国の18歳以上~59歳以下の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。
ポイントサイト利用者は9割超
「直近半年間で、ポイントサイトを利用したことがありますか」という質問に対し、全体の92.2%が「利用したことがある」と回答した。男女別に見ると、男性は470人、女性は452人が利用経験があると回答しており、性別による大きな差は見られなかった。一方で、「利用したことがない」と答えた人は全体の7.8%にとどまった。この結果から、ポイントサイトを活用した「ポイ活」が多くの人々の日常に根付いていることがわかる。ポイントを賢く貯めて使う活動は、節約やお得感を重視するライフスタイルの一部として支持されているようだ。
最もよく利用・貯めているポイント
「最もよく利用・貯めているポイント」は、楽天ポイントが全体の45.55%でトップとなった。次いで、PayPayポイント(17.46%)、dポイント(12.91%)が上位にランクインしている。特に楽天ポイントは、男女ともに高い支持を集めており、日常生活のさまざまな場面で利用されていることがうかがえる。一方で、「nanacoポイント(1.19%)」や「JALマイレージ(0.76%)」の利用者は少なく、航空系マイレージに関しては、ANAマイレージの回答が0%という結果となった。この結果から、日常的な買い物やオンラインショッピングで使いやすいポイントが、多くの人に選ばれていることが明らかになった。
ポイントサイト「5~9個利用」が最多
利用するポイントサイトは複数が主流、という結果になった。最も多かったのは「5~9個利用」という回答で、全体の31.78%を占めた。次いで「3個利用(19.41%)」や「2個利用(16.16%)」が続き、複数のポイントサイトを使い分けている人が多いことがわかった。一方で、「1個のみ」という回答は9%にとどまり、少数派だった。また、「10個以上利用」というヘビーユーザーも全体の12.69%と一定数存在し、男女ともに利用の幅が広がっていることが特徴的だった。これらの結果から、多くの人がポイントサイトを組み合わせ、目的にあわせてより効率的に「ポイ活」を楽しんでいることがうかがえる。
ポイントの貯め方
どのような方法でポイントを貯めているか質問した。圧倒的に多いのは「アンケート回答」で、全体の73.43%を占めた。男女問わず多くの人が、手軽に取り組める方法としてアンケート回答を活用しているようだ。次いで多かったのは「広告利用:ショッピングなどの有償サービス(10.85%)」、その後に「ゲームやキャンペーン参加(6.40%)」が続いた。一方で、「アプリダウンロードなどの無料サービス」や「モニター応募」「ポイント運用」などの利用頻度は比較的低めという結果に。この結果から、多くのユーザーが「コストをかけず、気軽にできる方法」を重視していることがうかがえる。
ポイントサイトで最も重視すること
「ポイントサイトを選ぶうえで、最も重視することは何ですか」と尋ねた。最も多い回答は「還元率の高さ」で、全体の36.01%が選んだ。男女問わず、より効率的にポイントを貯められるサイトが支持されていることがわかる。次いで多かったのは「無料でポイントが貯まるコンテンツの有無(30.91%)」で、特に男性にやや高い支持が見られた。その他には、「見やすさ・使いやすさ(9.65%)」や「運営会社の信用度(5.64%)」も選ばれ、信頼性や利便性も一定の重視ポイントとなっているようだ。一方で、「広告の数・種類(1.84%)」や「キャンペーンの開催頻度(1.30%)」を重視する人は少数派だった。この結果から、多くのユーザーが還元率やコストパフォーマンスを最優先に考えていることがうかがえる。
1か月で1,000円以上貯める人が過半数
「直近半年間のうち、1か月間で平均何円分のポイントを貯めていますか」と質問したところ、1か月で1,000円以上貯める人が過半数を占める結果となった。「1,000円~5,000円未満」が最も多く、全体の33.30%。次いで、「500円~1,000円未満(27.98%)」、「500円未満(19.74%)」が続き、1,000円未満の人も全体の約半数を占める結果となった。一方で、「5,000円~10,000円未満」を貯める人は12.80%、さらに「10,000円以上」を貯める人も少数ながら存在しており、特に男性では高額ポイントを貯めている人の割合がやや高い傾向が見られた。この結果から、多くの人が「日常のちょっとしたお得」を目標にポイ活を続けている一方で、一部の人は大きな還元を狙って積極的に取り組んでいることがわかる。