近畿日本鉄道は、難波線の開業55周年を記念し、3月15日に「難波線トンネル歩行ツアー」を実施すると発表した。普段は立ち入ることのできない難波線の地下線(トンネル)を歩いて見学できる。
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開業当時の難波線の様子(奥は現在の大阪難波駅)
難波線は日本万国博覧会の開幕に合わせ、1970年3月15日に開業。今年で開業55周年を迎える。今回のツアーで大阪難波駅から大阪上本町駅までトンネル区間を歩行するほか、難波線建設工事記録映像(約29分間)の視聴、開業セレモニーで実際に使用されたテープカット用のハサミの見学などもできる。大阪難波駅3番線に留置された車両を使用した特別ヘッドマークの撮影会、線路の上を走行するレールサイクル乗車体験も用意されている。
ツアー当日は0時10分頃に大阪難波駅西改札へ集合。難波線建設工事記録映像を視聴した後、特殊看板を掲出した留置車両を使った撮影会とレールサイクル乗車体験を行う。その後、地下線のトンネルを歩いて大阪上本町駅へ向かい、3時30分頃に解散となる。
募集人数は50名。参加対象は中学生以上で、未成年者の場合は保護者同伴が必要。旅行代金は近鉄奈良駅発の場合で1人3万3,000円。旅行代金には往復運賃や記念品代、イベント費用などが含まれる。「近鉄旅の予約センター」サイトで申込みを受け付け、ツアー参加者には記念入場券、記念キーホルダー、記念缶バッジ、記念ヘルメット、記念懐中電灯といった記念品が贈呈される。