GOLD CAREERは、転職の成功割合についての調査結果を1月14日に発表。同調査は、クラウドソーシングサービスに在籍する男女301名を対象に、2024年11月28日~12月8日の期間でクラウドソーシングサイト上のアンケートで実施した。
まず、転職に成功したと思うか、もしくは失敗したと思うかを質問。転職に「成功した」と「どちらかといえば成功した」を合わせると約8割が転職に成功したと答えた。
一方で、転職に「どちらかといえば失敗した」「失敗した」と回答した人は約2割で、多くの人は転職に成功していると感じていた。
転職に成功したと思う理由について、「自分に合っている・向いている仕事だから」「仕事が楽しい・やりがいがあるから」「希望する業種に就けているから」と、仕事内容に関する項目が上位3つに挙がり、全体の約4割を占める結果に。
年収や福利厚生、通勤時間など「働きやすさ」に関する項目よりも、仕事内容に満足している人の方が転職に成功したと感じていることが多かった。このことから、理想の仕事内容をかなえられた場合に「転職に成功した」と感じられる傾向にあるという。。
転職に失敗したと感じる理由として「職場の雰囲気が悪い」が17.8%、「人間関係が悪い」が12.6%など、職場環境が悪い理由が上位を占めた。職場環境や人間関係などの「働きやすさ」に不満がある場合、転職に失敗したと感じるケースが多いと考えられるという。
また、「仕事にやりがいを感じないから」という理由も上位にランクイン。全体を通して仕事のやりがいを重視している人が多かった。
転職に成功している人の割合が多い転職方法として、「転職エージェントの利用」や「企業への直接応募」「SNSの活用」が挙げられる。
転職エージェントはキャリアアドバイザーから企業の内部情報をもらえる点が強み。また、採用ページやSNSでの直接応募は転職者のその企業に対する熱量の高さも成功に関係していると推測できる。
一方で、ハローワークや家族・知人からの紹介では、転職に失敗している人の割合が多い傾向に。紹介されるがままに転職してしまい、期待していた転職先ではなかった場合、失敗したと感じてしまうケースも考えられるという。
年齢別での転職成功割合では、20~30代、50代の約8割が成功したと感じていた。
比較的若い年代で自分に合っている仕事が見つかれば、転職に成功したと感じやすいとのこと。しかし、40代になると専門性やマネジメント経験も求められるので、現職での役職なしに転職した場合、失敗する確率も高くなるという。
そのほか、50代で管理職として転職して年収が大幅にアップすれば、成功したと感じられる場合も多いとのこと。
転職活動中にやっておけば良かったと後悔していることとして「企業の情報収集」や「自己分析・スキルアップ」が上位を占めた。転職において、情報収集や自己分析は必須。後悔しない転職にするためには、入念な自己分析と情報収集が必要になる。