ドラマや映画だけでなく、CMやバラエティへの出演、フォトブックの展開、YouTube活動など、多彩な活動で多くの人を魅了している俳優の川口春奈。
YouTubeチャンネルなどでみせる飾らない姿も人気の彼女は、2007年に「ニコラモデル・オーディション」でグランプリを受賞しモデルデビュー。2009年に『東京DOGS』で女優デビューすると、2011年に放送されたドラマ『桜蘭高校ホスト部』と2012年に公開された同作の映画にて初主演を果たしました。その後も、映画『一週間フレンズ。』(2017年)、ドラマ『極主夫道』(2020年)、NHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』(2022年)など様々な作品で力を発揮。2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、急遽代役として出演することとなった帰蝶(濃姫)役を1年にわたって演じきり、高い評価を得ています。
今回は、そんな川口春奈が出演する「好きなドラマ」について、マイナビニュース会員284人にアンケートを実施。その結果をランキング形式でご紹介します。
川口春奈が出演する好きなドラマランキングTOP10
川口春奈が出演した「好きなドラマ作品」をマイナビニュース会員284名に聞きました。上位10作品は以下のとおりです。
- 1位:silent(14.8%)
- 2位:大河ドラマ 麒麟がくる(11.3%)
- 3位:GTO(8.1%)
- 4位:極主夫道(7.7%)
- 5位:ハヤブサ消防団(6%)
- 6位:金田一少年の事件簿(5.6%)
- 7位:ガリレオ 第2シーズン(4.9%)
- 8位:着飾る恋には理由があって(4.2%)
- 9位:連続テレビ小説 ちむどんどん(4.2%)
- 10位:9ボーダー(4.2%)
続いては上位10作品の概要と、アンケート回答者のコメントを一部紹介します。
1位:『silent』(14.8%)
見事1位に輝いたのは、2022年にフジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されたドラマ『silent』でした。若手脚本家の登竜門ともいわれる「フジテレビヤングシナリオ大賞」も受賞した脚本家・生方美久が手掛けたオリジナル作品で、川口春奈と目黒蓮(Snow Man)の共演も話題となりました。
川口が演じた青葉紬は、一生かけて愛したいと思えた恋人との別れを経験したものの、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている一人の女性。8年の時を経て、元恋人である佐倉想(演:目黒蓮)と偶然の再会を果たしますが、彼は若年発症型両側性感音難聴を患い心を閉ざしていました。音のない世界でもう一度"出会い直す"ことになった2人が、現実と向き合いながら寄り添い、乗り越えていこうとする姿を丁寧に描いた切ないラブストーリーです。
アンケートでは、多くの人から川口の自然かつ等身大な演技が高く評価されていました。また、音のないという難しいドラマでヒロインをこなす姿が「印象的だった」という声や、切ない恋物語に「2人の恋愛を応援したくなる」という声も寄せられています。
ユーザーコメント
- いくつかの作品を観たことがありますが、"silent"の時はとても自然な演技をされていて、引き込まれました。(50代女性)
- 目黒蓮との共演で等身大でリアルな演技が良かったから(40代男性)
- 手話を駆使して、こんなに音のないドラマが初めてで、そんな中の難しいヒロインをこなしていたのが印象的だったから。(40代男性)
- 目黒蓮とのせつない恋物語がとても心がきゅーっとしめつけられる。2人の恋愛を応援したくなる。(40代女性)-
2位:『大河ドラマ 麒麟がくる』(11.3%)
2位には、2020年から2021年にかけてNHKで放送された『大河ドラマ 麒麟がくる』がランクイン。織田信長の盟友として天下を巡る騒乱に身を投じた明智光秀(演:長谷川博己)の謎めいた前半生に光を当てながら、様々な戦国武将たちの行く末を描いた一作です。
川口春奈は斎藤道三(演:本木雅弘)の娘で、のちに織田信長(演:染谷将太)の正室になる帰蝶(濃姫)を演じました。主人公の光秀とはいとこであり幼なじみという間柄で、激動の時代をたくましく生き抜く凛としてとしてブレない強い女性像を表現しています。
アンケートでは、キャラクターにあった迫力ある演技とその美貌に注目が集まっていました。また、代役として急遽出演することになったにも関わらず、見事な演技と存在感を示したことを絶賛するコメントが多く寄せられています。
ユーザーコメント
- 迫力があり、とても綺麗だから(40代女性)
- 急遽代役での出演となったが役を作り込んで見事な演技をみせたから(50代男性)
- 代役とは思えない存在感だったので(40代女性)
- 代役で出演して一皮むけた俳優になったイメージです(50代男性)
3位:『GTO』(8.1%)
3位には、2012年からフジテレビにて放送されたドラマ『GTO』がランクイン。原作は藤沢とおるの同名漫画で、かつて伝説の暴走族ヘッドであった教師・鬼塚英吉(演:AKIRA)が、大人に対して心を閉ざしてしまった生徒たちに向き合うべく激走する物語です。1998年に反町隆史主演で放送された大ヒットドラマのリメイク版として制作されました。
川口春奈が演じた相沢雅は、クラス委員も務めている優等生かつ"担任外し"の主犯格という役柄。鬼塚を担任から外させようと謀略を練るものの、彼女の行動には過去のある事件が影響しており、それが後に明らかになります。
アンケートでは「この作品で初めて川口を知った」という声も多く、川口を語るうえで外せない一作となっていることがうかがえます。そのほか「印象的だった」や「可愛かった」というコメントも多数寄せられていました。
ユーザーコメント
- 印象に残る演技で何度もみたくなりました(40代女性)
- 一番最初に彼女を知った作品だからです。(40代男性)
- 印象的でとても可愛いかったから(40代男性)
4位:『極主夫道』(7.7%)
4位に選ばれたのは、2020年に日本テレビ系列で放送された、おおのこうすけの人気コミックを原作としたドラマ『極主夫道』でした。かつて最凶の極道として恐れられた男・龍(演:玉木宏)が、専業主夫として家事をこなしたり、近所付き合いをこなしたりと大奮闘するドタバタ痛快劇です。
川口春奈が演じたのは、龍の妻である美久。デザイナーとしてバリバリ働く1児の母で、天然でルーズなことから家事が苦手なので龍に任せているという役柄で、主演ドラマ『silent』とは真逆のコミカルな表現が話題となりました。
アンケートでは「役に合っていると思った」という声が多く、玉木宏と繰り広げた夫婦としてのやり取りも好評のようです。また、原作ファンからも「違和感がなかった」という好意的なコメントが寄せられていました。
ユーザーコメント
- 役に合ってて面白かったし引き込まれた(30代女性)
- 玉木宏との夫婦のやり取りが面白かったからです。(50代女性)
- 原作が好きで見たが、違和感なく見れて良かった(50代女性)
5位:『ハヤブサ消防団』(6%)
5位には、2023年テレビ朝日の「木曜ドラマ」枠で放送された『ハヤブサ消防団』がランクインしました。池井戸潤による小説をドラマ化した作品で、自然豊かな集落・ハヤブサ地区に移住した作家・三馬太郎(演:中村倫也)が、地元消防団に入団し連続放火事件や住民の怪死事件に巻き込まれていく姿を描いています。
川口春奈演じる立木彩は、少し前にハヤブサ地区に移住してきた映像ディレクター。ハヤブサ地区の町おこしドラマを作るべく三馬と急接近しますが、なにやら秘密を抱えているという役柄です。
アンケートでは、ドラマ自体を高く評価しているファンから「似合っていて演技も良かった」といった声が寄せられています。また、ミステリアスなキャラクターだっため「特殊な役柄を上手く演じていた」と評価するコメントもありました。
ユーザーコメント
- 似合っていて演技も良かったから(40代女性)
- 特殊な役柄をうまく演じていたから(50代男性)
- 役どころが良かったので(50代男性)
6位:『金田一少年の事件簿』(5.6%)
6位には、2013年から2014年にかけて日本テレビ系で放映された『金田一少年の事件簿』シリーズがランクイン。同作は同名漫画を原作としたドラマシリーズで、山田涼介(Hey! Say! JUMP)演じる金田一が、祖父である名探偵・金田一耕助譲りの推理力で、さまざまな難事件解決していく物語です。2013年、2014年に特別ドラマ、2014年7月にはシリーズ13年ぶりとなる連続ドラマが放送され話題となりました。
川口春奈が演じたのはヒロインの七瀬美雪です。はじめに好意を抱いている幼馴染で、学園きっての優等生。初代をともさかりえ、2代目を鈴木杏、3代目を上野樹里が演じており、川口は4代目となります。
長寿シリーズであることから、アンケートにも原作を愛するファンからの熱いコメントが多く、川口については「原作のイメージ通り」「ヒロインが適役だった」という好意的な意見が寄せられていました。
ユーザーコメント
- ヒロイン役があっているとおもったから(40代男性)
- 原作のイメージどおりだったから(40代男性)
7位:『ガリレオ 第2シーズン』(4.9%)
7位にランクインしたのは、2013年にフジテレビ系「月9」枠で放送された『ガリレオ 第2シーズン』でした。東野圭吾原作の小説をドラマ化した人気シリーズの第2弾で、頭脳明晰でスポーツ万能、容姿端麗でありながら変人の天才物理学者・湯川学(演:福山雅治)と、新人刑事・岸谷美砂(演:吉高由里子)が超常現象の如き不思議な事件を解決していくストーリーです。
川口春奈は、第2話の「指標す(しめす)死を呼ぶ水晶振り子!変人vs美少女」に、メインゲストとして出演。どんなことでも祖母からもらった水晶の振り子に相談して決める女子高生・真瀬加奈子を演じました。
アンケートでは、ミステリアスな役柄を上手く演じていたことに評価が集まっており、人気シリーズのためか「川口春奈を知った作品」というコメントもありました。また、当時18歳だった川口の可愛らしさを指摘する声もあります。
ユーザーコメント
- ガリレオが好きで、全話見た。川口春奈を知った出演作だった。可愛いらしさが半端ない。(50代女性)
- ガリレオでの演技は良かったと感じました。(50代男性)
8位:『着飾る恋には理由があって』(4.2%)
8位には、2021年にTBS系「火曜ドラマ」枠で放送された『着飾る恋には理由があって』がランクイン。理想の自分になろうと背伸びする"着飾り女"が、価値観の違う人々と1つ屋根の下でさまざまな恋を繰り広げていく完全オリジナルラブストーリーです。
川口春奈は同作にて、横浜流星演じる"ミニマリスト男"藤野駿とひとつ屋根の下で暮らすことになる"着飾り女"真柴くるみ役を担当。少し背伸びしつつも頑張り屋な主人公を好演しました。
アンケートでは、川口の自然体な演技がとても評判で、恋愛ドラマの雰囲気があっており「可愛かった」という声が寄せられていました。
ユーザーコメント
- 自然体でとても良かった。(30代女性)
- 恋愛ドラマがあっていて可愛かった(40代女性)
9位:『連続テレビ小説 ちむどんどん』(4.2%)
9位には、2022年にNHKで放送された『連続テレビ小説 ちむどんどん』がランクインしました。沖縄・やんばる地域で生まれた比嘉暢子(演:黒島結菜)が、1972年の本土復帰とともに東京で働き始め、家族との絆に励まされながら、沖縄料理の店を開くという夢へ進んでいく姿を描いています。
川口春奈が演じたのは、ヒロイン・暢子の姉で比嘉家の長女である良子。家族をまとめる責任感の強い女性で、家族のために自分をふるい立たせて頑張るような真っ直ぐな人物です。
アンケートでは、気が強い芯の通った女性役が「とても良かった」と好評でした。また、出番は少なかったものの「インパクトがあり印象に残った」というコメントも寄せられています。
ユーザーコメント
- ヒロインの姉役でしたが、気の強い真の強い女性役が良かったですね。(50代女性)
- ちょっとの出演でしたがインパクトあり印象に残りました(30代女性)
10位:『9ボーダー』(4.2%)
10位には、2024年にTBS系の「金曜ドラマ」枠で放送された『9ボーダー』がランクイン。10代、20代、30代と、年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安をテーマに、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」を迎えた姉妹たちの人生を描くヒューマンラブストーリーです。
同作がTBS「金曜ドラマ」の初主演となった川口春奈は、次女でありながら家を切り盛りするしっかりものの29歳・大庭七苗を好演。また、いつも明るく猪突猛進な39歳の長女を木南晴夏、どこか冷めている19歳の三女を畑芽育が演じています。
アンケートでは「演技が良かった」という声はもちろんのこと、しっかり者なのにどこか寂しげな役柄の雰囲気にぴったりだった、などの意見が寄せられていました。
ユーザーコメント
- 雰囲気と役柄がとても合っていて演技も良かったです。(40代女性)
- 彼女の演じた三姉妹の十代、二十代、三十代の終わりに近いづいた女性たちのそれぞれの人生観の違いがわかる展開がとても興味深く面白く描かれていました。二十代を演じた川口春奈さんのしっかり者でどこか寂し気な役柄に惹かれました。(50代男性)
まとめ:現在も大活躍中!!川口春奈の今後に注目!
自然体な演技とその美貌、好感度の高さから、ドラマや映画、CMなどに引っ張りだこな川口春奈ですが、彼女のこれまでの俳優人生は順風満帆とは言い難く、なかなか芽が出ないことに苦しんだ時期もあったようです。
しかし、今回のアンケートでは多くの作品で彼女の演技が高く評価されており「印象に残った」「インパクトがあった」という声が多数みられました。また、1位の『silent』と2位の『大河ドラマ 麒麟がくる』には「難しい役をこなしていた」「一皮むけたイメージ」といったコメントもあり、これらの作品を見て再評価した人も多かったようです。今後、どのような作品・役柄でその魅力を発揮してくれるのでしょうか。これからの彼女の活躍にも要注目です!
調査時期:2024年11月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計284人
調査方法:インターネットログイン式アンケート