森の環は2024年12月18日、「ビタミンD不足と食事」に関する調査を発表した。同調査は2024年11月12日〜2024年11月14日、医師1005人を対象にインターネットで実施した。
はじめに「冬季になると、ビタミンD不足のリスクは高まると思いますか?」と質問したところ、下記のような回答となった。
「とても高まる」と「やや高まる」を合わせると、約9割の医師が「冬季におけるビタミンD不足のリスク」を認識しており、季節による影響への関心が高いことが伺える。
「ビタミンD不足が引き起こす身体への影響を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「免疫力の低下」(43.4%)が最も多く、「老化の進行」(37.3%)「骨粗しょう症」(36.3%)などが続いた。
ビタミンD不足は、免疫や骨の健康だけでなく、「老化」にも関与していると認識されていることがわかる。
「ビタミンDを十分に摂取することはインフルエンザ予防に効果があると思いますか?」という質問には、9割以上の人が「とてもある」(41.6%)あるいは「ややある」(50.3%)と回答した。
非常に多くの医師がビタミンDの摂取と、インフルエンザ予防の関連性があると考えていることが明らかになった。
「ビタミンDの重要性は一般の人々に認知されていると思いますか?」と質問したところ、約3割の人が「あまり認知されていない」(26.1%)または「全く認知されていない」(3.2%)と回答した。
一般的な認知度は一定程度あるものの、さらなる啓発活動が必要であることが示唆される。
「ビタミンD不足を防ぐためには、どのくらいの頻度で摂取するのが最適だと思いますか?」と質問したところ、半数近い医師が「毎日」(47.7%)と回答した。
多くの医師が日々の摂取を推奨しており、習慣的な摂取の重要性が強調された。
「必要なビタミンDを、普段の食事で補うことはどの程度難しいと思いますか?」と質問したところ、8割以上の人が「とても難しい」(27.7%)または「やや難しい」(57.1%)と回答した。
「ビタミンDを食事で十分に補うのが難しい」と感じる医師が大半を占め、効果的な補給手段が求められていることが示された。
「ビタミンD不足を補うための食材として、天日干しなど紫外線を浴びたキノコ類は有効だと思いますか?」と質問したところ、下記のような回答となった。
約9割の医師が紫外線を浴びたキノコ類の有効性を評価していることがわかる。
また、 前の質問で「とても思う」「やや思う」と回答した人に、「キノコを食べることで補える栄養素の中で、特に注目しているものは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「ビタミンD」(56.1%)が回答した人が最も多く、「β-グルカン」(51.0%)「食物繊維」(45.5%)と続いた。
キノコが多彩な栄養素の供給源として注目されている中、特にビタミンDや、β-グルカンへの関心が高いことが確認された。
キノコの中でビタミンDが豊富な食材として、「ハナビラタケ」が注目されている。
※日本人の食事摂取基準(2020年版)では1日の摂取の目安量が、18歳以上の男女ともに8.5㎍(マイクログラム)、耐用上限量が100㎍と設定されている。(参照:公益財団法人長寿科学振興財団)
珍しいキノコの一種で、日光(紫外線)にあてることでビタミンDの含有量が大幅に増加することが近年判明した。
また、乾燥ハナビラタケは、わずか3gで1日に必要なビタミンDの目安量(8.5μg)が摂取できるうえ、β-グルカンも豊富で、若々しく健康な身体に欠かせない栄養素が豊富で、内側からの健康と美を効率よくサポートする。
そこで、引き続き前の質問で「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「手軽にビタミンDを豊富に摂取できるキノコ「ハナビラタケ」を知っていますか?」と質問したところ、「知っている」(82.6%)と8割以上の方がハナビラタケを知っている事が分かった。
医師の間では栄養が豊富に含まれる「ハナビラタケ」の認知度が非常に高く、普及が進んでいることがわかる。