時代劇専門チャンネルでは、俳優・里見浩太朗が出演する特別番組『里見浩太朗 時代劇日記』を、22日(19:00~)ほかに放送する。

  • (左から)馬場典子、里見浩太朗、林家木久扇

1957年のデビュー以来、67年にわたりトップを走り続ける88歳の現役スター・里見。霊巌寺・深川江戸資料館で収録が行われたこの番組では、『SHOGUN 将軍』のエミー賞受賞、『侍タイムスリッパー』のヒットで時代劇が注目を集める今、米寿を迎えた里見が、時代劇とともに軌跡・未来・夢を語る。

東映京都撮影所のスタッフへのインタビュー映像を見ながら、次世代に残すべき伝統や、作品制作の裏に隠された様々な技術を紹介。撮影所スタッフから見た名優の素顔も深掘りし、里見とスタッフの交流、時代劇が作り上げられる舞台裏に迫る。さらに、実際に里見が作品で使用した着物や刀なども京都からはるばる登場する。

また、落語家・林家木久扇と里見の対談が実現。大の時代劇好きとしても知られる木久扇だが、里見と対面するのは今回が初めてだ。里見が芸能界に入ることになったきっかけ、美しい殺陣のこだわりなど、67年にわたるキャリアの秘話が次々に飛び出す。

現在、時代劇専門チャンネルで放送中の『長七郎江戸日記<4Kデジタル・ニューマスター版>』。代表作を鮮やかに甦らせた最新技術にも迫る。同時代を生きた表現者としての矜持をもち、そして時代劇黄金期を知る2人の化学反応に注目だ。

ほかにも、殺陣師・清家三彦、東映剣会(東映京都撮影所の殺陣技術の向上・発展と継承を目的に発足した<殺陣技術集団>)を迎え、木久扇も交えた殺陣体験を実施。里見による二刀流の立ち回りも。

ラストは、自らの時代劇主題歌をはじめ、歌手としても様々な楽曲をリリースしてきた里見による歌唱で締めくくる。歌うのは『長七郎江戸日記』の主題歌としておなじみの「再会物語」だ。

なお、リピート放送は29日(12:30~)、1月26日(9:20~)に予定されている。

時代劇専門チャンネルでは、「― 祝・米寿 ― 特集・里見浩太朗“これまでの軌跡、これからの一歩”」と題し、11月から1月までの3か月にわたり、里見浩太朗の出演作品を特集。

12月は、チャンネルでは12年ぶりの登場となる『秘剣揚羽蝶 -源氏九郎颯爽記-』、そして大久保彦左衛門役を務めた、2023年のお正月に放送したばかりのテレビ東京新春時代劇『ホリデイ~江戸の休日』を放送。ラストに繰り広げられる里見浩太朗と豪華俳優陣との立ち回りシーンは必見だ。

フィナーレを飾る1月は、里見の映画時代の代表作と名高い1963年公開の映画『十三人の刺客』と、そのリメイク作品としてNHKで2020年に放送したばかりの新作時代劇『十三人の刺客』を放送。NHK版『十三人の刺客』は、今回がCS初登場。主人公の甥・島田新六郎を演じた若き日の姿と、月日を経て老中・土井大炊頭を務めた重厚な芝居、それぞれの里見の持ち味が詰まった2作が合わせて楽しめる。

時代劇専門チャンネルではこの特集を記念して、『長七郎江戸日記』松平長七郎 オリジナルアクリルスタンドのプレゼントキャンペーンを、公式X(Twitter)で行っている。