オンライン語学学習プラットフォーム Preply(プレプリー)が、「アジアで最も街歩きがしやすい都市」の調査結果を発表した。アジアの都市の中で、徒歩で巡るのに最適な場所を、それぞれの都市で観光客が1日で巡る王道ルートを想定し、「朝食スポット」「評価の高い観光名所」「ランチスポット」「夕食スポット」を訪れた際の、全体の徒歩距離を算出。移動にかかる時間、歩数、消費カロリーもデータとして分析した。
アジアで最も街歩きしやすい都市は「ドバイ」
アラブ首長国連邦のドバイが、アジアで最も歩きやすい都市の第1位に。観光客は、ドバイの歴史的建造物を保護している、アルファヒディ歴史地区からドバイ博物館まで散策しながら、朝食、昼食、夕食を楽しむことができ、1日の徒歩での所要時間は44分、距離は3.1キロメートル。平均3,800歩で、一通り観光を楽しめる。また、主に平坦な地形で、徒歩移動が簡単な点も高評価につながった。ただし夏には気温が40度を超えることもあるため、徒歩で街を探索する際は、十分な水分補給と日焼け止め、適度な休憩が大切とのこと。
「東京」は第15位にランクイン
日本で唯一、15位以内にランクインしたのは東京だった。東京は観光スポットが非常に多く、「浅草」「築地」「渋谷」など、主要スポットにはそれぞれ独自の雰囲気があり、昔ながらの日本の風情を感じられる場所もあれば、高層ビルが立ち並んで若者が行き交う場所も存在する。
ランキング上位の都市と比較すると、東京は近隣の主要な観光地を巡るのに約100分の時間を要するという結果に。徒歩での街歩きという観点では、観光スポットが密集している他都市に軍配が上がった。
※東京ではこの街歩きルートを想定して算出
朝食スポット:築地場外市場
おすすめ観光地1:築地本願寺
ランチスポット:銀座 篝
おすすめ観光地2:浜離宮恩賜庭園
ディナースポット:寿司大
アジアで最も街歩きしにくい都市は「台北」
アジアで最も街歩きがしにくい都市は、台湾の首都「台北」となった。観光客が1日で市内を探索する場合、観光ルートに沿って平均で15.6キロメートル歩く必要があり、トータルの所要時間は224分。とはいえ、魅力的なスポットが沢山ある台北は、アクティブに過ごしたい、または体力に自信のある方には、魅力的な目的地といえる。
なお第5位には「大阪」がランクインした。都市としてはコンパクトなイメージもあるが、今回対象とした観光ルートでは歩数や所要時間が多く、徒歩での街歩きには適していないという結果になった。
※大阪ではこの街歩きルートを想定して算出
朝食スポット:黒門市場
おすすめ観光地1:大阪城
ランチスポット:俺たちのカレー家
おすすめ観光地2:心斎橋
ディナースポット: 道頓堀
調査方法: 30都市の候補リストを作成し、AIで各都市での1日徒歩観光の仮想ルートを作成。ルートには朝食の場所、観光地、昼食の場所、さらに別の観光地、そして夕食の場所が含まれる。次に、ルート全体の距離をマイルで計算し、Googleマップを使用して徒歩でかかる時間を算出。2,000歩が1マイル、200キロカロリーを消費すると仮定し、この距離を歩くことでの平均的な歩数と消費カロリーも計算した。
調査期間:2024年8月1日〜8月31日
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