契約満了に伴い湘南を退団することとなった山田直輝 [写真]=清原茂樹

 湘南ベルマーレは29日、MF山田直輝との契約が満了となり、2025シーズンの契約を更新しないことを発表した。

 1990年7月4日生まれで現在34歳の山田は浦和レッズの下部組織出身で、2008年4月に17歳でトップチームデビューを飾った。2015年から3シーズンに渡って湘南にレンタル加入すると、2018年1月に浦和へ復帰したものの、翌年夏に再び湘南にレンタル加入。2020年には完全移籍への移行が発表され、ここまで公式戦通算213試合に出場し、27ゴール17アシストをマークしている。

 今シーズンは度重なる負傷に苦しみ、ここまで明治安田J1リーグで10試合出場、JリーグYBCルヴァンカップで1試合出場、天皇杯で2試合出場1ゴールという成績に留まっていた。

 契約満了に伴い、合計9シーズンを過ごした湘南を退団することとなった山田は、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「2024シーズンをもって、湘南ベルマーレを退団することになりました。9シーズンにわたり、湘南ベルマーレの山田直輝を応援してくださったファン・サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。9年もの間プレーの場を与えてくださった会長、社長をはじめ、クラブスタッフの皆さま、そしてスポンサーの皆さまにも心から感謝申し上げます」

「僕は湘南ベルマーレに2度も救っていただきました。その恩は計り知れません。いつしか僕がプレーする目的は、ベルマーレへの感謝と恩返しになっていました。『このチームを絶対にJ1に居続けさせる!』その気持ちを胸に、全力で戦ってきました。だからこそ、ファンやスタッフの皆さんからの『直輝頼んだぞ』『ヤーマン助けてくれ』という言葉は、いつも驚くほどの力を与えてくれました」

「こんな僕を頼ってくれて、本当にありがとう。皆んなと過ごした9シーズン、本気で闘い、本気で悔しがり、本気で喜び、本当に楽しかった! 改めて湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに感謝申し上げます。そして湘南ベルマーレのさらなる活躍を楽しみにしています。本当にありがとうございました」

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