俳優の山下智久が主演するHuluのドラマ『神の雫/Drops of God』が、国際エミー賞の「連続ドラマ部門」を受賞した。Hulu Japan作品にとっても、山下にとっても、初ノミネートにして受賞という快挙だ。
日本発の人気漫画『神の雫』(作・亜樹直 画・オキモト・シュウ/講談社)を日仏米共同製作で実写ドラマ化した同作。山下はワインに人生をかける男・遠峰一青を繊細に体現し、物語に熟成ワインのごとき深みを添えた。
並々ならぬ情熱をもって本作に挑んだ山下は、国際エミー賞受賞の知らせに感無量。「こうして素晴らしい賞を頂き、文化、言葉の異なるクルーと共に努力し、一丸となり作品に注力して良かったと心から思えます」と、喜びのコメントを寄せた。
また、今回のドラマシリーズで大きな挑戦となったのは、主要キャラクターの新設定。原作漫画で物語の中心を担う男性キャラクター=神咲雫を、フランス人女性・カミーユに置き換えるという大胆な設定変更が実現したのは、原作者である亜樹の快諾があったからこそだ。今回の受賞に「私たちのワイン愛から生まれた漫画『神の雫』が、ドラマとして生まれ変わり、世界中に愛され、受賞しました。これほどうれしいことはありません」とコメントしている。
コメント全文は、以下の通り。
■山下智久
このような素晴らしい賞を頂けてとても光栄で嬉しく思っております。
夢が一つ叶いました。応援してくださっている全ての方のおかげです。
「神の雫/Drops of God」は自分にとっておよそ半年に及ぶ長期、通訳なしの海外ロケ。常に3カ国語以上が飛び交うインターナショナルな現場でした。役作りの為に10キロ近くの減量を半年間続け、台詞も英語で、とても勇気と根気の必要な挑戦でした。
こうして素晴らしい賞を頂き、文化、言葉の異なるクルーと共に努力し、一丸となり作品に注力して良かったと心から思えます。
言語や文化の壁を超えて、心を一つに支え合う事ができるという事を学ばせて頂きました。これからも挑戦を続けていきたい思いです。
家族、友人、携わってくださった全てのスタッフ、ファミリーに心より感謝いたします。
■著者:亜樹直
私たちのワイン愛から生まれた漫画『神の雫』が、ドラマとして生まれ変わり、世界中に愛され、受賞しました。これほど嬉しい事はありません。関係者の皆様、そして視聴してくださった全ての人に感謝致します。