お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が19日、Spotifyのポッドキャスト番組『あのと粗品の電電電話』に出演。歌手でタレント・あのからかけられた“忘れられない言葉”を明かした。
言葉で伝わらないものがあるから音楽がある
今年9月から10月にかけて、全国ライブツアー「くるみ割り人形」を開催した粗品。東京公演では、あのから会場にスタンド花が届けられ、「ありがとう。ビックリしたんやけど」と感謝すると、あのは、「その日、ライブを観に行く予定だったんですよ。ただ、『民王』が入っちゃって行けなくて。本当に気持ちで送らせてもらった」とその真意を説明。一方、ヤバイTシャツ屋さんがゲスト出演した名古屋公演は鑑賞できたそうで、「やっぱり、ぼぼちゃんもいるから。これ行くしかなくね? と思って、一人で行きました」と話すと、粗品は、「めっちゃうれしかった」「あのちゃんが観に来てくれるのは、結構力になりました」と素直に喜んでいた。
また、自身のライブについて、「MCが長い」と明かした粗品は、「あのちゃんに言われた言葉がチラつくねん」とポツリ。初のライブツアー「星彩と大義のアリア」の大阪公演で、あのがI'sとしてゲスト出演した際に、「言葉で伝わらないものがあるから、音楽があるんだって思えた」と言われたそうで、「それがめっちゃうれしくて……。でも、今めっちゃしゃべってもうてんな~みたいな」と吐露。粗品は、あのの言葉が忘れられないようで、「もっと曲数増やして、MCでいっぱいしゃべらんでも、音楽だけで伝われば……ぐらいまで行きたい。あのちゃんの言葉をもらって、そうできるように練習したい」と気持ちを新たに意気込んだ。
そんな粗品に、あのは、「大阪で対バンしたときは、真面目なMCじゃなかった」と前置きしながら、「“粗品さんの人間性はこうです”ということを話してたわけじゃないから。だから、すごくそれが曲に全部詰まってる感じがより伝わってきて。言葉で伝えられないことを、音楽を通して伝わってきたなって思った」と当時の心境を回顧。MCがあってもなくても、「伝わる音楽をやってると思う」と太鼓判を押すと、粗品は、「アツ~(笑)!」と大照れしながら、「忘れられへんくて、その言葉が……」「ちょっといろいろ考えたりとか。“あのちゃん、ありがとうございます!”って感じやな」としみじみ語っていた。
【編集部MEMO】
『あのと粗品の電電電話』は、あのがMC、粗品がアシスタントとして“猫のササキ”の声で出演する音楽番組『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京)のポッドキャスト番組。あのと粗品がプライベートや仕事の裏話など、台本なしで電話雑談を繰り広げる。毎週火曜18時頃配信。