『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(決勝=日本テレビ系で12月10日19:00~生放送)のファイナリスト発表会見が20日、東京・汐留の同局で行われ、エルフ、おかずクラブ、キンタロー。、ぼる塾らファイナリスト12組(やましたは欠席)が発表された。
キンタロー。、8回目で初の決勝進出
女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する同大会。8回目を迎える今年は過去最多の903組が応募し、その中から12組のファイナリストが選ばれた。
芸歴12年目のキンタロー。は、『THE W』の第1回から8年間連続で出場し、今回が初めての決勝進出。アンジェリーナ・ジョリーのモノマネで喜びを表現しながら「松竹に挟まれちゃったので居心地が悪いです」と笑いを誘う場面も。改めて初出場の感想を求められて「めちゃくちゃうれしいです。やっと来れた! このフロー(フロワー)に来れました!」と喜びを見せ、「古巣の松竹芸能を卒業しまして、今は1人で独立してフライングゲットでやらせていただいています。それがホンマに違うところでございます。口角あげていこ!」と次から次へと持ちネタを披露。大会サポーターの山添寛(相席スタート)から「グラデーションがきれいすぎて気づかへん」と注意されると「素で話すのが怖くなっちゃうんです」と照れ隠しで持ちネタを披露したと明かした。
そんなキンタロー。に対して「松竹時代からキンタロー。としのぎを削ってましたから、これを本番でやられてた時にコントでどう太刀打ち出来るかというのもありますので、キンタロー。にしておきます」とライバル視する紺野ぶるま。5年ぶり4度目の決勝進出で、初めての優勝を目指す。
昨年の準優勝後から「絶望が始まりました」
昨年準優勝だったエルフは、3年連続3度目の決勝進出。荒川は「去年は1票差で負けました。2本のネタをできたことがうれしくて、イエーイ!ってなり、本番が終わった瞬間から私の絶望が始まりました」と昨年は本番で舞い上がってしまったという。
そんな彼女たちは、にぼしいわしや紺野からライバル視されるなど今年は優勝候補にも挙げられる。決勝進出の報告を昨年優勝した紅しょうがの熊元プロレスに伝えたという荒川は「(昨年の優勝が決まった瞬間の)パーンっていう音が今にも思い出されるというか、あの音が1年間ずっと出てきました。それを今日のために頑張るぞと思い熊元さんに先言って、優勝したらはるにヌードにだけはならないでほしいなって思ってます」と、相方のはるにはセミヌードを披露した紅しょうがの稲田美紀と同じ道を歩んでほしくないと語る。
すると、はるは「稲田さんだけや。私は逆に稲田さんに報告しました。夜のご飯で『頑張りや』と言ってもらえると思ったら、大阪のセミヌード個展を相談されました。めちゃくちゃでしたよ(笑)」と苦笑いを浮かべていた。
足腰げんき教室、忠犬立ハチ高、もじゃ、やました、レモンコマドリらも
ファイナル進出は、足腰げんき教室、エルフ、おかずクラブ、河邑ミク、キンタロー。、紺野ぶるま、忠犬立ハチ高、にぼしいわし、ぼる塾、もじゃ、やました、レモンコマドリの12組。
12組のファイナリストは4組ずつABCの3ブロックに分かれて1本目のネタを披露し、審査員6人と視聴者のデータ投票「国民投票枠」の合計7票で暫定1位と挑戦者が「どちらがより面白かったか?」を決める「勝ち残りノックアウト方式」で競い合う。3つのブロックを勝ち抜いた3組が最終決戦に臨み、同じく審査員6人と国民投票枠の合計7票で優勝者を決定。優勝者には賞金1,000万円、副賞として日テレ人気番組出演権、冠特番の権利が与えられる。