TTNEは11月11日、革新的な"今行くべき全国のサウナ"11施設「SAUNACHELIN 2024」と、サウナ啓蒙活動に貢献した11名(団体・企業)「Saunner ofthe Year 2024」を発表した。

  • SAUNACHELIN 2024

「SAUNACHELIN 2024」

「SAUNACHELIN(サウナシュラン)」は、既存の枠に捉われず、新しい試みにより新たなサウナの価値を導き出した革新的なサウナ施設を、"今行くべき全国のサウナ施設"として毎年11月11日に発表・表彰している。

今回1位に選出されたのは、緑豊かな都市のオアシス・都立明治公園の一角、国立競技場の目の前という抜群のロケーションに2024年春に誕生した「TOTOPA 都立明治公園店」。男性用フロアは、個性豊かな3つの「左右ナ(サウナ)」空間に加え、水深約160cmの水風呂を含む2種類の水風呂、外気浴を中心とした3つの休憩エリアがあり、3×2×3=18通りのととのい体験が味わえる。女性フロアは、本格的なサウナを体験できる脱衣エリアと、薬草スチームの蒸し湯がある館内着エリアがあり、パウダースペースには女優のMEGUMIさん選定のコスメも用意されていて、体も肌もケアできる空間となっている。本格的にサウナを楽しみたい人も、カジュアルにスパを楽しみたい人も、どんな人でも楽しめる新感覚の都市型スパの誕生は革新的と言える。

  • 1位「TOTOPA 都立明治公園店」(東京都新宿区)

第2位に選ばれたのは、2023年4月に東京・赤坂にオープンした「サウナ東京」。サウナシュラン2023では2位にランクインした関東最大規模のサウナ施設。オートロウリュサウナ「蒸気乱舞」をはじめ、セルフロウリュサウナ「手酌蒸気」、メディテーションサウナ「瞑想」、スチームサウナ「戸棚蒸風呂」、スーパードライサウナ「昭和遠赤」といったテーマの異なる5つのサウナと、水温の異なる3つの水風呂、そして60席の休憩スペースをを備え、「東京の新たなる楽園誕生」と大きな話題となった。細かなアップデートと大型リニューアルを重ねながら常にレベルアップしており、レディースデイや、サウナ東京アウフグースチーム「STAT」を中心としたイベント等も続々開催し、多くのサウナーたちを虜にしている。

  • 2位「サウナ東京」(東京都港区)

3位は、東京都港区の「TREATMENT SAUNA SteaMs.」。STEAM(スチーム・蒸気)、Ms.(ミズ・女性の総称)、tea(茶葉、ハーブの広義)の3つの言葉から生まれた女性専用サウナ。空気よりも熱伝導率の高い水を媒体としたきめ細やかで芳醇なスチームサウナを使用することで、深部体温を効率よく温め、しっかりと発汗、「肌・髪・腸」にフォーカスして身体の中からととのえる、美しくなるための美容サウナ。「セルフメンテナンスできるスチームサウナ」と「天然ハーブの力を全身で取り込むハーバルサウナ」の2種類のスチームサウナに交互に入り、瑞々しいスチームを全身で浴びながらセルフメンテナンス行うことで、「心も体も美しく」という新しいサウナのカタチを提案している。

  • 3位「TREATMENT SAUNA SteaMs.」(東京都港区)

4位は「大阪サウナDESSE」(大阪府大阪市)。川、蔵、庭、森、茶室、はなれ、水面+貸切サウナ・結びといった趣向が異なる8つのサウナとと4つの水風呂を、心斎橋筋商店街内に建つビルの4階に詰め込んだ都市型サウナ施設。200坪超の空間に並ぶサウナはどれもクオリティが高く、それでいて遊び心満載。特に面白いのが、サウナ室の中に水風呂がある「川サウナ」。直接水風呂に飛び込み、水中に潜って壁をくぐり抜けて外へ出るというエンタメサウナが、様々なメディアで紹介され、話題となっている。また、名物のカレーおでんや豆富飯をはじめとしたサ飯や、Tシャツからスタジャンまで揃えるオリジナルグッズ、アウフグースやウィスキング、豪華ゲストを迎えるイベントなど、どれもハイレベル。「大阪サウナ」の冠の通り、大阪サウナカルチャーの新たな震源地となっている。

  • 4位「大阪サウナDESSE」(大阪府大阪市)

5位は「北こぶし知床 ホテル&リゾート」(北海道斜里郡)。世界遺産・知床の大自然を望み、流氷を見ながら入れる日本唯一のサウナ。流氷をイメージして直線的なデザインを力強く表現した「KAKUUNA」と、木の洞窟をイメージして緩やかな曲線でうねりを描いた「UNEUNA」の2種類のサウナがあり、特に3D加工で木材を削り出した「UNEUNA」の三次元デザインは、世界中のサウナーから注目されている。今年はさらに屋上スペース「TOKONOU TERRACE」がリニューアルオープン。北海道ならではの凛とした空気の中で、夜には満天の星空の下で極上の外気浴ができるようになった。今年3度目のサウナシュラン受賞で殿堂入り。

  • 5位「北こぶし知床 ホテル&リゾート」(北海道斜里郡)

「特別賞」は、栃木県宇都宮市の大谷町で圧倒的な衝撃を与えてくれる「大谷元気炉六号基」が受賞した。大きな窯に薬草(ハーブ)を入れてお湯を沸かし、その蒸気をパイプで「原子炉」の形を模した構造物に送り込み、その蒸気を充満させたスチームサウナ状態の空間に観客が入るという体験型の作品。サウナではなく「体験型アートインスタレーション」である本施設が提供するあらゆる感覚が呼び起こされるこの体験は、まさに唯一無二な点と言えるため、特別賞に輝いた。

  • 特別賞「大谷元気炉六号基」(栃木県宇都宮市)

6位には「別邸 仙寿庵」(群馬県利根郡)、7位は「CYCL」(山梨県南都留郡、8位「Hiki stargazing sauna」(広島県広島市)、9位「星野リゾート 青森屋」(青森県三沢市)、10位「塚原から風呂」(香川県さぬき市)、11位「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」(東京都品川区)が選出された。

「Saunner of the Year 2024」

  • Saunner of the Year 2024

サウナで汗をかくだけに留まらず、"プロサウナー"としてサウナのために汗をかき、サウナ啓蒙活動に貢献した11名(団体・企業)を表彰する「Saunner of the Year 2024」。SAUNACHELINとともに2018年に誕生し、今年で7年目を迎える。

今年は、芸能界きってのサウナ好きであり2022年にはサウナ婚でも話題となった「高橋茂雄さん(サバンナ)」「清水みさとさん」が3度目の受賞となり夫婦揃って殿堂入り。YouTuberの「奈良岡にこさん」も選出された。

また、TOTOPA都立明治公園店を舞台に、ストーリー性のある没入感の高いサウナ様式と13のリチュアルを体験できるイベント「BAUMSauna Ritual」を開催した「資生堂/BAUM」や、uk(総合演出家)・YAS(戦略コンサル)・YsK(医師)という異質な経歴を持つ3名により結成されたアカデミックサウナレーベル「madsaunist」など、メディアやタレントのみならず、企業やレーベルもノミネートされ、世の中にサウナが広く受け入れられ、浸透してきたことを表す結果となった。