元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏が10月22日、YouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』で公開された動画「【総括】最後まで見逃せなかった優勝争い…セ・リーグを総括します。」に出演。中日の正捕手争いに感じることを述べた。
中日の正捕手争いに谷繁元信氏が感じること
立浪和義監督の3年目となった今季、60勝75敗8分で3年連続の最下位で終わった中日。評価の高かった投手陣のほころび、若手の成長株に停滞が見られるなどした1年だった。
その中日について、中川絵美里が「キャッチャーはどうですか?」と尋ねると、谷繁氏は「キャッチャーねえ……」と渋い表情を浮かべながら、「正直、本音で言うと、加藤がやってるようじゃダメなんですよ。もう正直ね。先が見えてこない」と、ロッテにトレードされた後、わずか1年半で無償トレードで復帰した32歳、加藤匠馬の名前をあげる。
続けて、谷繁氏は「まず木下だよね。木下が、やっぱり力がないっていうことだと思うのね。何人か若い石橋だったり、山浅だったり味谷だったり、何かが足らないから使ってもらえないと思うのね」と、木下拓哉や石橋康太らの名前をあげながら、それぞれに乗り越えるべき課題があると語った。
そして、「そう考えると、やっぱ彼たちのレベルアップも必要だし、それはもう本当に今後何年もレギュラーを張れるような選手を見つけてくる必要もあるだろうし。これはちょっと考えていかないといけないとこですよね、本当に」と指摘していた。
【編集部MEMO】
横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ などで活躍した谷繁元信氏。2014年シーズンより中日ドラゴンズ選手兼任監督、2016年シーズンは専任監督を務めた。ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞6回、最優秀バッテリー賞4回といった受賞歴のほか、27年連続本塁打および捕手としての試合出場のギネス世界記録、通算3021試合出場の日本プロ野球(NPB)記録なども持つ。