近鉄グループホールディングは、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの1人で、奈良県出身の映画作家・河瀨直美氏がプロデュースするシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」のデザインをあしらったラッピング電車「Dialogue Train」について発表した。
開催まで半年を迎えた大阪・関西万博への機運醸成を目的として企画された。万博関連のラッピング電車は、近畿日本鉄道の「大阪・関西万博オリジナルラッピングトレイン」をはじめ、さまざまな鉄道会社で運行されているが、パビリオンをテーマにしたものは初だという。
「Dialogue Train」では、河瀨氏の手がけるシグネチャーパビリオンのメインビジュアル「吹き出しとスポットライト」からなるデザインをあしらい、電車に乗ること自体がパビリオン体験の第一歩となるような工夫を施している。車内にてパビリオンの紹介に加え、テーマとなる「対話」を促す問いかけも掲示しているとのこと。
車両は1026系1編成(6両編成)を使用し、10月18日から運行開始した。おもに近鉄奈良駅から神戸三宮駅までの区間で運行され、2025年10月13日まで運行予定となっている。