JR東海は、通学定期券を継続購入する際の駅係員による通学証明書などの確認を原則として省略すると発表した。12月1日以降、券売機で継続購入できるようになる。

  • 中央本線の快速・普通列車に使用されるJR東海の315系

通学定期券を購入する際、現在は原則として通学証明書や通学定期乗車券購入兼用証明書など駅係員が毎回確認する取扱いを行っている。12月1日からこれを一部見直し、新規購入時のみ卒業予定年月日が記載された通学証明書等を駅窓口に持参すれば良いこととする。

この方法で通学定期券を新規購入した利用者に対しては、卒業予定年月日までの期間、駅係員による通学証明書などの確認を省略。定期券を扱っている券売機で通学定期券を継続購入できるようにする。新幹線通学定期券「FREXパル」をはじめ、JR東海が発売する他の鉄道会社との連絡定期券もこの取扱いの対象となる。なお、11月30日以前に新規購入した通学定期券を12月1日以降に継続購入する場合は、卒業予定年月日が証明された通学証明書等を駅きっぷうりば(係員の窓口)に最初の1回のみ提示する必要がある。

また、卒業予定年月日までの期間であっても、割引区分が変更になるタイミング(高等専門学校や中高一貫校の3年生から4年生へ学年が替わるタイミング)は、新規購入の扱いとなるため、駅係員が通学証明書など確認する。転居等により通学区間が変更となった場合も、新しい通学区間に対する通学証明書等を係員が確認する。