俳優のみならず、シンガーソングライターとしても活躍する松下洸平。かつては洸平(こうへい)を名乗り、「ペインティング・シンガーソングライター」として活動するなどユニークなキャリアを持っています。
今回はマイナビニュース会員400人に、そんな松下洸平が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。
松下洸平出演ドラマの人気ランキング
- 1位:最愛(12.1%)
- 2位:大河ドラマ「光る君へ」(7.9%)
- 3位:連続テレビ小説「スカーレット」(7.5%)
- 4位:ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜(5.1%)
- 5位:家政夫のミタゾノ(4.7%)
- 5位:東京タラレバ娘2020(4.7%)
- 5位:いちばんすきな花(4.7%)
- 5位:9ボーダー(4.7%)
- 9位:知ってるワイフ(4.2%)
- 10位:世にも奇妙な物語 '20夏の特別編「燃えない親父」(3.7%)
続いてはトップ10までの作品概要と、アンケート回答者のコメントを一部紹介します
1位:『最愛』(12.1%)
『最愛』は2021年、TBSテレビ系「金曜ドラマ」枠で放送されたサスペンスドラマ。主人公の実業家・真田梨央(さなだ・りお)を、吉高由里子が演じています。
梨央は、若手の女性社長として世間から注目される一方で、過去の失踪事件から現在の連続殺人に至る一連の事件の重要参考人でもあります。
松下洸平は、梨央の初恋の相手であり、事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(みやざき・だいき)役で出演。事件をきっかけに梨央との再会を果たす大輝ですが、梨央に再び惹かれていくと同時に、事件の重要参考人とその担当刑事という関係に葛藤します。
本作へは、「ストーリーも興味深く演技も良かった」「役に合っていで、良いドラマだった」「繊細な演技が良かった」「ドキドキハラハラした」など、ストーリーと松下洸平の演技の秀逸さを支持する声が寄せられています。
ユーザーコメント
「ストーリー自体も好きだったし、キャラも良かった」(女性・40歳)
「ちょっと控えめなイメージが役に合っていたから」(女性・49歳)
「毎回楽しみに観てました。役柄の優しい感じがとてもあっていたからです」(女性・44歳)
「表情などの演技が繊細でドラマに入り込めたし、かっこよかった」(女性・44歳)
「ドラマが面白かったのと、吉高由里子との関係性が良かった」(男性・39歳)
「かつての恋人を犯人と疑わなきゃならない刑事と、元恋人の間で揺れる感じがいい演技だった」(男性・48歳)
「愛するということはどうなのかを考えさせられたし、感じた。自分の今後の参考にしたいと思った」(男性・37歳)
2位:『大河ドラマ「光る君へ」』(7.9%)
『光る君へ』は2024年放送、吉高由里子主演のNHK大河ドラマ第63作。平安時代を舞台に、世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を著した紫式部の生涯を描いています。
松下洸平が演じたのは、宋の見習い薬師であり、対馬出身の日本人・周明(ヂョウ ミン)。当初は日本語を理解できない振りをしていたものの、実は流暢に日本語が話せるという役どころです。周明は、のちに『源氏物語』の作者・紫式部となる"まひろ"に宋語を教えるようになって親しくなり、やがて彼女に惹かれていきます。
本作での松下洸平は、「日本語が話せないことを装う」というトリッキーな役柄を好演。ユーザーからも「中国語がうまくてびっくりした」「難しそうな役だと思った」「飾らない感じが、いい味だしてた」などのコメントが並びました。
ユーザーコメント
「自然な流れの演技が良かったです」(男性・44歳)
「とてもハマり役で、演技が素晴らしかったから」(女性・40歳)
「時代劇の演技が魅力的だった」(男性・47歳)
「凛々しい感じがとてもかっこよかったから」(男性・43歳)
「日本人なのか中国人なのかわからない、ミステリアスさが面白かったです」(男性・49歳)
3位:『連続テレビ小説「スカーレット」』(7.5%)
『スカーレット』は、2019年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」第101作。戦後の日本、男性が多い窯元の世界で独自の作風を信楽焼に取り入れようと奮闘するヒロイン・川原喜美子(かわはら・きみこ)を、戸田恵梨香が演じました。
信楽焼で知られる滋賀県信楽を舞台に、女性陶芸家・川原喜美子の半生を描いた本作。松下洸平は、喜美子が弟子入りをした「丸熊陶業」で知り合う陶工・十代田八郎(そよだ・はちろう)役で出演しています。八郎はやがて、同じ価値観を持つ喜美子と互いに惹かれ合い、結婚へと至ります。
本作へは、「面白くて、全話観た」「演技に一番惹かれたから」「地元滋賀県が舞台で、興味深く見た」などの賞賛の声が届けられました。
ユーザーコメント
「朝ドラで見て好きになった」(男性・45歳)
「毎日の楽しみで、かっこよさに癒されました」(女性・41歳)
「あの夫婦役はとても良かったです」(男性・47歳)
「八郎の性格や雰囲気がピッタリ合っていて、間違いない配役だと思った」(男性・34歳)
4位:『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(5.1%)
『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』は、マンガ『ラジエーションハウス』を原作としたテレビドラマ。2019年にフジテレビ系「月9」枠にて放送されました。松下洸平は、第3話にグスト出演しています。
X線撮影などで病変を写す診療放射線技師と、画像診断をする放射線科医の活躍を描く本作。主人公の診療放射線技師・五十嵐唯織(いがらし・いおり)を窪田正孝が演じました。
結婚を控え、ブライダルチェックの一つとしてマンモグラフィ検査を受けに病院を訪れた、内山理名演じる女性誌編集者・葉山今日子(はやま・きょうこ)。松下洸平は、その婚約者・平田公太(ひらた・こうた)を演じています。
ユーザーからは、そのルックスや佇まいの凛々しさを賞賛するコメントが目立ちました。
ユーザーコメント
「興味が持てるストーリーだった」(男性・25歳)
「とてもカッコよく、面白かった」(男性・49歳)
「マンガも読んでいたので。かっこよかったです」(男性・40歳)
5位:『家政夫のミタゾノ』(4.7%)
『家政夫のミタゾノ』は、テレビ朝日系列にて2016年から放送されているテレビドラマシリーズ。主人公のスーパー家政婦・三田園薫(みたぞの・かおる)を、松岡昌宏が演じています。
三田園薫は、プロ級の家事の腕前を持つ家政婦。実は薫は「家政婦」ではなく、"女装"をしている男性=「家政夫」でした。彼は、するどい洞察力で派遣先の各家庭の「根深い汚れ」を暴き、再生へと導いていきます。
松下洸平は、第1シリーズ 第2話に野口正晃(のぐち・まさあき)役でゲスト出演。小劇団に所属する売れない俳優を演じています。本作での演技へは、「ユニークな役柄が好印象」など好感する声が目立ちました。
ユーザーコメント
「ドラマ自体良くて、俳優陣も良かった」(男性・49歳)
「役にハマっていて見ごたえがあり、何度も腹を抱えて笑ってしまったので」(男性・45歳)
「演劇をしながらあまり売れない役者という、見た目と反する役柄がよかった。いい男だがあまり冴えない感じを、あえてだす演出がいいと思った。これも様々な役柄をしてきたから、できることだと思います。子どもたちに対する優しいお兄さんというカタチもよかったと思います」(男性・36歳)
5位:『東京タラレバ娘2020』(4.7%)
『東京タラレバ娘2020』は、2017年に日本テレビ系にて放送された『東京タラレバ娘』の続編として、2020年に放送されたスペシャルドラマ。「タラレバばかり言ってたらこんな歳になってしまった」="タラレバ女"の3年後を描いています。
主人公は、吉高由里子演じるフリーの脚本家、鎌田倫子(かまた・りんこ)。榮倉奈々演じるネイルサロン経営者・山川香(やまかわ・かおり)、大島優子演じる原宿の裏通りにある大衆居酒屋「呑んべえ」の看板娘・鳥居小雪(とりい・かおり)とのアラサー3人組で、愚痴をこぼす毎日です。
連ドラ放送から3年後を描いたスペシャルドラマで、松下洸平は倫子の恋人の朝倉理一(あさくら・りいち)役で出演しています。コメントからは、「とても内容が良かった」「好きな人がいっぱい出ていて、話も面白かった」など、ドラマファンを満足させる出来であったことがうかがえます。
ユーザーコメント
「ぴったりの役だったと思うから」(男性・48歳)
「男女間の友情がいいなと思った」(女性・41歳)
「とても良い演技で、感動的だった」(男性・49歳)
5位:『いちばんすきな花』 (4.7%)
『いちばんすきな花』は「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに2023年、フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されたドラマ。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人の俳優が主演を務める「クアトロ主演」ドラマとなっています。
それぞれ異なる人生を歩んできた4人の男女が「友情」と「恋愛」、そしてそのどちらでもない「感情」を抱いていく様を描く本作。松下洸平は、自分の能力を超えて、頼まれると何でも引き受けてしまう性格の春木椿(はるき・つばき)を演じています。
コメントでは、「優しくていい役だった」「目立ってたし、いい役だった」「ストーリーに共感できた」などが届いています。
ユーザーコメント
「話的にも面白かったし、役が合っていたから」(女性・29歳)
「あたたかく、おもしろみのある役をされていて良かったです!」(女性・48歳)
「4人の女性と関わりながらホンワリした雰囲気を醸し出す役柄が合っていて、リラックスして観れた」(男性・45歳)
5位:『9ボーダー』 (4.7%)
『9ボーダー』は2024年、TBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。タイトルの「9ボーダー」は、19歳、29歳、39歳……と各年代のラストを指した造語です。主人公の大庭七苗(おおば・なな)役を、川口春奈が務めました。
大庭家の三姉妹は、それぞれ19歳、29歳、39歳と「大台の年齢」間近。そんな大台を迎える前のラストイヤー(9ボーダー)の彼女たちが集結し、自分の生きる道を模索するヒューマンラブストーリーとなっています。
松下洸平は、とあるバルの従業員・コウタロウ役で出演。過去の記憶を失ったコウタロウでしたが、のちに不動産会社の副社長・芝田悠斗(しばた・ゆうと)であることが判明します。本作へは、「とても素敵だなと思いました」「面白くて印象的」「話の内容が面白かった」などの感想が寄せられました。
ユーザーコメント
「役が合っていると思ったから」(女性・23歳)
「記憶喪失になった話だったけど、最後はちゃんとハッピーエンドで良かった」(女性・40歳)
「松下さんのキャラクターとばっちり合っていて素晴らしかったですし、印象深かったですね」(男性・41歳)
9位:『知ってるワイフ』 (4.2%)
『知ってるワイフ』は2021年放送の、共同テレビ(共テレ)製作・フジテレビ系テドラマ。2018年の韓国の同名テレビドラマのリメイク作品です。主人公の剣崎元春(けんざき・もとはる)を、大倉忠義が演じています。
銀行員の元春は、優柔不断で気弱な性格。広瀬アリス演じる妻・澪(みお)との険悪な関係に悩んでいます。ある日、ひょんなことから過去にタイムスリップしてしまう元春。二度、三度とやり直しとなった過去で、元春と澪はまた出会いを果たすのですが……。
松下洸平は元春と同期入行で、親友同士の津山千晴(つやま・ちはる)役で出演。繰り返される過去の中で変化する元春や澪との関係性を演じています。
ユーザーからは、「感動した」「ストーリーが面白かったです」などのコメントがありました。
ユーザーコメント
「澪ちゃんとの掛け合いがとても面白かった」(女性・25歳)
「主人公が選んだ未来でも、選ばなかった未来でも幸せになっていた。主人公がやり直した世界で主人公と殴り合いの喧嘩をするシーンがあり、主人公に喝を入れていたのがよかった」(女性・25歳)
10位:『世にも奇妙な物語 '20夏の特別編「燃えない親父」』(3.7%)
『世にも奇妙な物語 '20夏の特別編「燃えない親父」』は、2020年7月11日にフジテレビの「土曜プレミアム」で放送された『世にも奇妙な物語』の特別編です。
杏演じる、キャリアウーマンの女医である松田春香(まつだ・はるか)。亡くなった父親の見送りに立ち会いながら携帯で仕事の指示を飛ばす彼女に、松下洸平演じる弟・光一(こういち)は不快感を抱きます。
しかし、いざ父を火葬する段になって、遺体がまったく燃えないという事態に遭遇。棺に入った他の物は燃え尽きたにもかかわらず、遺体だけがそっくりそのまま残されています。火葬を諦め、病院に戻った春香。しかし、やがて彼女の人生に大きく関わることになる、ある秘密が明らかに……。
松下洸平が出演したドラマランキングのまとめ
元々は、ミュージシャンとしてメジャー・デビューを果たした松下洸平。デビューから1年ほど経った2009年、ミュージカルで初の舞台に立ったことで、演技の面白さに目覚めたのだとか。以来、俳優へと活躍の場を広げ、数々の作品に出演しています。
今年、2024年には自身初となる大河ドラマ『光る君へ』へ出演。また、日本テレビ系『放課後カルテ』ではテレビドラマ単独初主演を果たすなど、大きな飛躍を遂げています。
調査時期: 2024年10月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計400人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート