融資型クラウドファンディング「レンデックス(LENDEX)」が、18歳から60歳の働く男女250名を対象に、お金と資産管理に関するアンケートを実施。物価の上昇や経済不安が続く中、どのように家計を見直し、投資や貯蓄に対する意識を変えているのかを探った。

管理したい家計項目

アンケートでは44%が「毎月の収支管理」を家計管理で最も重視していると回答。次いで「老後資金」27.2%、「貯金や投資」が23.6%という続いた。日々の生活費や趣味にかかる支出を抑えながら、将来の安定を見据えてお金を管理している姿勢がうかがえた。一方で、「教育費・保険などの長期的な支出管理」を重視している層は4.4%にとどまり、家計管理の優先順位が比較的、目先の収支バランスや貯蓄に向けられていることがわかった。

家計の見直しにおいて最も頻繁に見直されている項目は「食費」で、44.8%が「定期的に見直している」と回答。次いで電気、ガス、水道代費用における光熱費関連(24.8%)や、「旅行、外出、レジャー」(26%)と続き、日常生活に密接に関わる費用が管理の重点項目となっていた。

資産運用や投資においては、32%が「経済の不安定さ」を最もリスクとして意識していると回答。「市場の値動きが予測できない」(26.8%)、「自己資金不足」をリスクと感じている人も22%いることが明らかになった。

将来のために増やしたい資産は?

将来に向けた資産形成として、最も増やしたい資産は「現金預金」で、全体の74.4%が選んだ。一方、「株式や投資信託」を選んだ人も39%おり、比較的リスクのある資産運用も検討されていることがわかった。その他、「不動産」(4%)や「貴金属」(14%)も資産形成の選択肢として挙がったものの、安全性を重視した現金預金が支持を集めた。

「お金と資産管理に関するアンケート」
調査期間:2024年10月10日
調査方法:第三者機関によるインターネット調査
調査人数:250人
調査対象:18歳〜60歳の男女(無職を除く)