ジャイアンツが”獲得”も…?巨人、2024年のドラフト指名候補6人。チームに…

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 「2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月24日に行われる。ドラフト会議は、チーム編成を強固にする上で重要な役割を果たし、その戦略は来期以降の戦力に大きな影響を与えることとなる。そこで今回は、読売ジャイアンツが獲得を狙いたい今秋のドラフト候補選手を紹介する。

 

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伊原陵人(NTT西日本)
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・生年月日:2000年8月7日
・経歴:智弁学園高 ‐ 大阪商業大 ‐ NTT西日本
 
 社会人ナンバーワン投手との呼び声が高いのが、NTT西日本の左腕・伊原陵人だ。
 
 読売ジャイアンツでは、戸郷翔征、山﨑伊織などの右投手が先発ローテーションの中心を担うだけに、井上温大やフォスター・グリフィンに次ぐ先発左腕を獲得したいところだろう。
 

 
 智弁学園高時代には、3年春の甲子園に出場。大阪商業大では1年春からリーグ戦に登板し、2年秋には最優秀投手のタイトルを獲得。エース格として全国大会を経験したが、大学時代はドラフト指名漏れを味わった。
 
 社会人野球のNTT西日本に進むと、入社1年目から全国デビュー。入社2年目の今季は自己最速を更新するなど、さらなる成長を遂げている。7月に行われた都市対抗野球大会では、三菱自動車岡崎戦で5回1失点の好投を披露。
 
 出どころの見えにくいフォームから、回転数の多いストレートを中心にスライダー、カーブ、ツーシームなど、多彩な変化球を繰り出す伊原。社会人投手の中で、特に高い評価を得ている。
 
 リリーフもこなすことができ、即戦力投手としてドラフト上位候補に名前を挙げられている。





モイセエフ・ニキータ(豊川高)

・ポジション:外野手
・投打:左投左打
・生年月日:2006年11月29日
・経歴:豊川高
 
 甲子園で本塁打を放ち、左の強打者として注目されているモイセエフ・ニキータ。伸びしろ抜群で、獲得したい選手といえるだろう。
 
 豊川高のモイセエフは、1年春からベンチ入り。2年夏の愛知県大会ではベスト8で敗退となったが、自身は4試合の出場で打率.467(15打数7安打)をマークした。
 

 
 新チームとなった2年秋の愛知県大会では、打率.421(19打数8安打)をマーク。同秋の東海大会でも打率.625(16打数10安打)と打ちまくり、見事に優勝。チームを選抜甲子園出場へと導いた。
 
 今春の甲子園では、低反発バットが導入。多くの高校生打者が対応に苦しむ中、初戦で阿南光高の好投手・吉岡暖からライトポール際へホームランを記録した。
 
 ただ、この試合でモイセエフは打席ごとに配球を変えられ、5打数1安打3三振という結果に。確実性には課題を残した。
 
 今夏の愛知県大会ではベスト16に終わり、甲子園出場はならず。それでも、スケールの大きさや将来性があり、スカウトからの評価は高い。
 
 また、現在の読売ジャイアンツでは、長打を打てる左打者が少ない。丸佳浩はベテランの域に達しており、秋広優人などもやや伸び悩んでいる。
 
 将来のチームを考えると、長打を打てるモイセエフは、魅力的に映るのではないだろうか。





金丸夢斗(関西大)

・ポジション:投手
・投打:左投左打
・生年月日:2003年2月1日
・経歴:神港橘高 ‐ 関西大
 
 今秋ドラフトにおいて、アマチュア球界ナンバーワン投手の評価を得ている金丸夢斗。今オフ、菅野智之がメジャーに移籍する可能性がある読売ジャイアンツにとって、獲得を狙いたい存在だ。
 
 関西大では1年秋にリーグ戦デビューすると、2年春には同志社大を相手に無四球17奪三振完封勝利の快投を披露。同秋には先発の座を掴み、8戦6勝の活躍でリーグ優勝の立役者となった。
 

 
 3年秋には6戦6勝、防御率0.35と無双状態に。早くから世代を牽引し、今年3月には侍ジャパンのトップチームに招集。欧州代表との壮行試合では2回4奪三振無失点の好投を見せた。
 
 今春のリーグ戦は腰の骨挫傷により途中離脱し、同秋はリリーフ登板がメインとなっているが、評価は揺るぎないものとなっている。
 
 最速154キロのストレートに加え、スライダーやスプリットなどプロでも即通用する変化球を複数持っている。
 
 競合が必至となる存在だが、抽選のリスクを背負ってでも、獲得したい逸材だ。





今坂幸暉(大阪学院大高)

・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・生年月日:2006年10月19日
・経歴:大阪学院大高
 
 次世代の正遊撃手候補が、やや手薄となっている読売ジャイアンツ。今年のドラフト会議では高校生遊撃手の指名が考えられ、大阪学院大高の今坂幸暉も候補の1人となりそうだ。
 
 大阪学院大高では1年秋から正遊撃手の座を掴むと、2年夏の大阪府大会では打率.700(10打数7安打)の活躍。新チームとなった同秋からは主将も任され、チームの大黒柱となった。
 

 
 今春の大阪府大会では履正社高、大阪桐蔭高の“大阪2強”を立て続けに撃破して優勝。今坂自身も打率.500(26打数13安打)、11打点と主軸の役割を果たし、一躍プロ注目の存在となった。
 
 この夏はまさかの大阪府大会初戦敗退に終わったが、走攻守3拍子揃った遊撃手として高い評価を得ている。
 
 巨人では、中山礼都や湯浅大などの遊撃手が伸び悩み気味。一方、外野は浅野翔吾や萩尾匡也など右打者が飛躍の足掛かりを掴んでおり、チーム編成を考えると、左打ちの内野手を狙いたいだろう。





中村優斗(愛知工業大)

・ポジション:投手
・投打:右投左打
・生年月日:2003年2月8日
・経歴:諫早農高 - 愛知工業大
 
 大学生右腕でナンバーワンの評価を得ているのが、愛知工業大の中村優斗だ。菅野智之がメジャーリーグ挑戦を表明しただけに、獲得を狙いたい投手の1人だろう。
 
 諫早農高では目立つ実績を残せなかったが、愛知工業大では1年春からリーグ戦に登板。3年時は春秋連続で投球回を大きく上回る三振を奪い、最多奪三振のタイトルを獲得した。
 

 
 今年3月には侍ジャパンのトップチームに招集され、欧州代表戦で1回1奪三振無失点の好投を披露。
 
 今春のリーグ戦でも8試合(40回2/3)に登板し、3勝3敗、61奪三振、防御率1.99の好成績を残し、3季連続で最多奪三振に輝いた。この秋は打ち込まれる試合こそあるが、変わらず高いパフォーマンスを発揮している。
 
 最速159キロ、常時150キロ超のストレートが注目されがちだが、スライダーやフォークなどの変化球も一級品。加えて制球力が高いことも大きな特長だ。
 
 西舘勇陽に続き、2年連続で大学生投手の1位指名はあるか、動向が注目される。





荒巻悠(上武大)

・ポジション:内野手
・投打:右投左打
・生年月日:2002年12月22日
・経歴:祐誠高 ‐ 上武大
 
 左の長距離砲として注目を集めている荒巻悠。内野の次期主軸候補が不足している読売ジャイアンツにとって、獲得を狙いたい逸材だ。
 
 祐誠高時代は甲子園への出場経験こそないが、高校通算37本塁打をマーク。上武大では1年春にリーグ戦デビューし、3年春からは主軸を担った。同春は7試合の出場で打率.455(22打数10安打)をマークし、ベストナインに選出された。
 

 
 今春のリーグ戦では、9試合の出場で打率.444(27打数12安打)、3本塁打、15打点の好成績を記録し、本塁打王と打点王の打撃2冠を受賞。全国大会でも長打を放つなど、持ち味を発揮した。
 
 一塁、三塁を本職としているが、この秋は二塁もこなすなど、ユーティリティー性を示している。
 
 巨人では今季、坂本勇人が三塁を主戦場としたが、年齢とともに成績を落としている。主砲・岡本和真はメジャー流出の可能性があるだけに、早急に次世代の主軸打者を獲得しておきたいところだろう。


 



 

 
【了】