フジテレビ系ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(毎週火曜21:00~)の第2話が15日に放送。足立遼太朗プロデューサーが撮影秘話を明かした。
自殺ではいじめによる殺人…とタレコミ
反町隆史演じる人情味あふれる昭和刑事・飛鷹千寿と、杉野遥亮演じるクールな令和刑事・不破利己が、長期にわたって未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑む同ドラマ。
第2話では、2013年に橘東高校で起きた道尾忠司(浦上晟周)という生徒の死亡事件が、自殺ではなくいじめによる殺人だ、というタレコミが、2人が所属する情報管理室に寄せられた。自身も橘東高校の出身で、道尾は同級生だったという吉岡雷(前田旺志郎)。千寿は、そんな吉岡、結城倫子(白石麻衣)と、この事件を洗い直すことに。
クライマックスでは、体当たりで犯人にぶつかる吉岡を、駆けつけた情報管理室のメンバーたちが助け、見事なチームワークが発揮された。
監督は「真っ直ぐ来ていいですよ」と言っていたが…
足立プロデューサーは「終盤にかけて見どころとなった、吉岡を助けるために千寿と倫子と鷲沢(宇梶剛士)が車で駆けつけるシーンでは、監督は“真っ直ぐ来ていいですよ”と言いましたが、千寿がアドリブで荒い運転をして、それが非常に良く一発OKに(笑)。千寿らしい見事な運転でした」と裏話を披露。
また、事件解決の後に、千寿と利己が対峙(たいじ)したシーンでは、「反町さん杉野さんと何度も話し合いを重ね、お二人からのアイディアもたくさん取り入れております」と明かした。
そして、今後に向けて、「千寿の行動に隠された驚きの真相とは。いったい過去に何があったのか。“ハイドアンドシーク“とは何なのか。そして千寿の危険な正義に歩み寄った利己の真意も、明らかになっていきます」と予告。
22日放送の第3話について、「ついに千寿と利己が本格的にバディ結成!? 千寿の捜査方法の裏側が描かれます。11年前に起きた爆破テロ事件に挑むオクラメンバーをお見逃しなく!」と見どころを語っている。
第2話は、TVerとFODで見逃し配信されている。
【編集部MEMO】
『オクラ~迷宮入り事件捜査~』第3話あらすじ
不破利己(杉野遥亮)は、飛鷹千寿(反町隆史)とともに野放しになっている犯罪者を法の下へ引きずり出す決意を固める。その上で、千寿の“正義”が本当に正しいのかどうか、自分自身で見極めようというのだ。
千寿はそんな利己を、犯罪者を引きずり出すための証拠捏造をしているという秘密の隠し部屋へと連れて行き、11年前に発生したアメリカ国務長官を狙った爆破テロ事件「東京シンフォニーホール爆破事件」を次の捜査ターゲットにすると告げる。そして「2013年の東京シンフォニーホール爆破事件の犯人は『プロフェッサー』。秋葉原の電気街を探せ」というタレコミメールを警視庁のサイトに流すのだった。
翌日、タレコミメールを見た牧原祈里(青木さやか)は「この事件で私の夫が殺された」と「オクラ」メンバーに告げる。かつて公安部に所属していた祈里と夫の圭吾(是近敦之)は、警備部と連携して国防長官の警備に当たっていた。だが、長官の席が急遽変更になるなどバタバタした状況の中、変更された座席の周辺を調べていた圭吾は仕掛けられていた爆弾の犠牲になったのだ。
千寿と利己は、祈里とともに秋葉原の電気街へと向かう。マニアックなパーツを扱う電気店を訪れた千寿たちは、店主の石崎(佐藤タダヤス)にプロフェッサーのことを尋ねた。すると、突然逃げ出す石崎。一方、捜査一課長の加勢英雄(中村俊介)は、千寿らを見張るよう志熊亨(有澤樟太郎)に指示を出しており……。