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いざ本番が始まると、「長田さん(チョコレートプラネット)とじろうさん(シソンヌ)は『有吉の壁』でも付き合いが長いので、絶対面白いことをやるんだろうと想像できるんですけど、全く予想がつかなかったコンビもめちゃくちゃ面白いですね。1ネタ目でKAZMAさん(しずる)が普通にツッコんだ時の意外性もありました」と手応え。さらに、「コンビのどちらがネタを書いたのかも色があるので伝わってきて、そういう部分も楽しめると思いました」と、本番で分かる発見もあった。

初めての賞レースの第1ステージでトップバッターに名乗りを上げたのは、せいや(霜降り明星)&秋山寛貴(ハナコ)のコンビで、「“もう行くぞ!”と腹をくくって決めたんだろうなと思うとめちゃくちゃありがたいです」と感謝。

このように、出番を決める選択肢を自由にもたせることで、「駆け引きが見えるのも面白いなと思いました。めちゃくちゃウケた後にもう一投かぶせたほうがいいのか、そこで切り上げたほうがいいのか、それをコンビで合意を取って決めなきゃいけないので、めちゃくちゃ駆け引きが出るんです。だから、裏にいるスタッフがインカムで“行きそうです! あっやめるかもしれないです!”ってものすごくバタバタしてて(笑)。その空気感がステージに出たときにも分かって、そういった面でも熱量が伝わってくると思います」と見どころを語る。

1年半綿密に準備も「早速ぶっ壊れるようなことがいっぱい」

各ステージのお題にバリエーションをつけることで、コンビによって得意・不得意が生まれ、一気に潮目が変わるのも醍醐味だ。このお題を考える上で意識したのは、「裏をかいていく」こと。

「攻略法が見えたなと思われた時に、全然違うものを提示するようにしました。『有吉の壁』をやっていてもそうなんですが、勝ちパターンが見えると、冒険をしなくてよくなるので、どうしても熱量が出なくなるんです。なので、お題も含めて演者さんをドキドキさせたいというのは、制作側ですごく考えました」

1年半にわたり綿密にシミュレーションして準備を重ねてきたが、笑いの実力者たちが飛び込めば、想定通りに進むわけがない。

この取材は、収録開始3時間の時点で行ったが、「様々な展開を計算して計算して、セットや台本を組んでいったんですけど、早速ぶっ壊れるようなことがいっぱい起きたり、ダークホースがめちゃくちゃウケたりと、予定不調和のことがたくさんありました。もうすでにワクワクする番組になると感じています」と手応えをつかんでいた。

  • 橋本和明氏

●橋本和明
1978年生まれ、大分県出身。東京大学大学院修了後、03年に日本テレビ放送網入社。『不可思議探偵団』『ニノさん』『マツコとマツコ』『マツコ会議』『卒業バカメンタリー』『Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか!?』などで企画・演出、18年・21年の『24時間テレビ』で総合演出を担当。『寝ないの?小山内三兄弟』『ナゾドキシアター「アシタを忘れないで」』『あいつが上手で下手が僕で』などドラマ・舞台の演出も手がける。22年12月末で日テレを退社し、個人会社「WOKASHI」を立ち上げてフリーに。現在は『有吉ゼミ』で演出、『有吉の壁』で監修を務めながら、『名アシスト有吉』(Netflix)、『愛のハイエナ』(ABEMA)、『横道ドラゴン』(DMM TV)など配信コンテンツも手がけ、『本日も絶体絶命。』といったショートコントコンテンツも演出。11月11~13日にはYouTube『佐藤勝利のすべて』発のコントライブ公演も。Z世代をターゲットとしたマーケティングのトータルプロデュースを行うQREATION社の取締役も務める。

●Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』
MC:千鳥(大悟、ノブ)
出場芸人:
1 高比良くるま(令和ロマン)&野田クリスタル(マヂカルラブリー)
2 せいや(霜降り明星)&秋山寛貴(ハナコ)
3 堀内健(ネプチューン)&屋敷裕政(ニューヨーク)
4 長田庄平(チョコレートプラネット)&じろう(シソンヌ)
5 澤部佑(ハライチ)&真栄田賢(スリムクラブ)
6 平井まさあき(男性ブランコ)&堂前透(ロングコートダディ)
7 サーヤ(ラランド)&KAZMA(しずる)
8 津田篤宏(ダイアン)&永野
番組サポーター:林瑠奈(乃木坂46)
話数:全5話