京阪電気鉄道は、車内のセキュリティ向上および犯罪の抑止を目的として、2028年度までに京阪線の全車両に車内防犯カメラを設置すると発表した。同社保有の車両607両が対象。10月8日時点で66両に設置済みとのこと。

  • 車内防犯カメラの設置イメージ

同社は13000系の新造車両や、7000系リニューアル車両に車内防犯カメラを設置しており、今後は京阪線の全車両を対象に設置を進める。1両あたり3カ所、おもに乗降扉の上部へ設置し、車内の撮影を行う。車内防犯カメラの設置を周知するため、車内にステッカーを掲出する。

特急車両(3000系・8000系)およびワンマン用車両は、運転指令の係員や運転士(ワンマン用車両のみ)がリアルタイムで車内の映像を確認できる仕様に。車内トラブル等が発生した際、より迅速な対応が可能になるという。

  • ステッカーを掲出し、車内防犯カメラを設置していることの周知を図る

なお、カメラの映像は車内セキュリティ向上と犯罪の抑止を目的に撮影するものであり、特定の個人を識別するものではない。録画した映像は個人情報保護方針にもとづき、厳正に取り扱う。