LINEヤフーが運営するLINEリサーチは10月3日、普段の感染症対策やマスクをつける頻度についての調査結果を発表した。調査は2024年9月3日~9月5日、日本全国の15歳~69歳の男女5253人を対象にインターネットで行われた。
年代が上がるほど、各対策を行う割合が高くなる傾向がみられる
季節を問わず、感染症対策として普段していることを聞いたところ、全体では「こまめな手洗い・うがいをする」「マスクをつける」が5割超の高い割合でTOP2になっている。一方で、「特にない」という回答も12.6%だった。
年代別でみると、10~40代では「こまめな手洗い・うがいをする」が1位となり、50~60代では「マスクをつける」が6割超の高い割合で1位になっている。
60代では、各回答の割合がほかの年代と比べて高い傾向がみられ、感染症対策への意識が高いことがうかがえる。特に「こまめな水分補給をする」「人混みや密を避ける」は、60代で4割超の高い割合でランクインしている。一方で、「特にない」という回答は10代で2割超と最も高くなっていた。
男女別にみると、全体的に女性のほうが各回答の割合が高い傾向がみられた。特に「こまめな手洗い・うがいをする」「マスクをつける」は男性と比べて女性のほうが高い割合だった。また、年代が上がるにつれてその傾向は強まり、40代以上の女性では「こまめな手洗い・うがいをする」、50~60代の女性では「マスクをつける」が7割前後と高くなっていた。一方「特にない」という回答は男性のほうが高く、特に10代男性では3割弱だった。
多くの人が基本的な感染症対策を継続しているようだが、行動制限が強いられていた時期とは異なり、「外食を避ける・減らす」や「買いものに行く頻度を減らす」といった外出を控える対策の割合は低いこともわかった。
マスクの着用頻度は、「ほぼ毎日」つける人の割合が最も高い
屋内・屋外を問わず、1年を通して普段どのくらいの頻度でマスクをつけているかを聞いた。(2024年9月時点の調査。冬を含めた1年を通しての「感覚」を調査)
全体では「ほぼ毎日」が35%で最も高い割合に。「ほぼ毎日」「週に4~5日」「週に1~3日」を合わせた「週に1日以上」つける人の割合は65%となった。年代別では、年代が上がるにつれて「ほぼ毎日」つける人の割合が高くなり、50~60代では4割超だった。
一方で「まったくつけない」という割合は年代が若くなるほど高くなっている。女性と比べて男性のほうが高く、20~30代の男性では2割超、10代男性では最も高く3割台後半だった。また、10代男性では「ほぼ毎日」つける人の割合が1割超と低いこともわかった。
今回の調査で、日常の感染症対策として、手洗いやうがい、マスクをつける人が多いことがわかった。また、感染症対策への意識や行動は、年代や性別によっても差がみられた。