芸能界きっての大親友である小泉孝太郎とムロツヨシという気心知れた2人が旅を繰り広げるフジテレビ系バラエティ特番『小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅』。きょう2日(19:00~)の放送では、栃木県日光でバーベキュー、東照宮、ゴルフと、今回も40代の男2人の無邪気な姿が、秋の夜長に心地よく楽しめる。

  • ムロツヨシ(左)と小泉孝太郎 (C)フジテレビ

    ムロツヨシ(左)と小泉孝太郎 (C)フジテレビ

首相候補の兄だったことも忘れさせられる

年1回のペースで放送され、今回で6年目に突入した同番組。目的地の日光へは東武の新型特急「スペーシアX」で向かうとあって鉄道好きの小泉のテンションは朝から急上昇しており、こちらにも旅の始まりのワクワク感が伝播してくる。

  • スペーシアXの出発地・浅草駅前にて (C)フジテレビ

2人が乗り込んだ先頭車両「コックピットラウンジ」は、電車内とは思えぬソファーが並ぶ空間。トーク番組の収録にそのまま使える画でありながら、後ろの車窓の景色が移り変わっていく不思議な感覚を味わっているうちに、あっという間に東武日光駅に到着した。

  • 「コックピットラウンジ」にはカフェカウンターも

  • 東武日光駅に降り立った2人

  • (C)フジテレビ

スペーシアXの車内からアユのつかみ獲りまで、ドラマや映画ではもちろん、他のバラエティに出演する際にも決して見せないテンションで、子どものようにはしゃぐ2人。それは、“大人になっても、子どもの頃と同じように心を許せる親友がいることの素晴らしさ”がひと目で分かる光景であり、このうちの一人が内閣総理大臣候補だった兄であることさえ、すっかり忘れさせられる。

  • つかみ獲りしたアユを串焼きで堪能 (C)フジテレビ

反町隆史が放つ地元のイケてる先輩感

そんな中、今回のスペシャルゲスト・反町隆史が登場する場面は、地元のイケてる先輩が「お前ら楽しそうじゃねぇか!」とやってくる、子どもの頃に経験したあの雰囲気を思い出した。

反町がムロの肩に手を回しながら肉を焼いたり、調理台の前で立ったまま焼きたての食材を堪能したりと、ワイルドな先輩のペースに振り回されたかと思えば、ドラマ『GTO』26年ぶりの復活に込められた思いが真剣に語られるシーンも。そんなカッコいい先輩とのやり取りに、自身の幼少時代を想起してノスタルジックな思いを抱く人もいるはずだ。

この番組の名物になっているのは、豪華ゲストのサプライズ出演。戸田恵梨香、橋本環奈、柴咲コウ、そして前週は今田美桜と、遠い異国の地での登場に毎度、小泉とムロがナイスなリアクションをしてくれるのがおなじみだが、反町ではその驚きが起こらなかった。その意外な真相は、ぜひ放送で確認してほしい。

  • “サプライズ”ゲストの反町隆史 (C)フジテレビ

その後も、日光東照宮で貴重な史料に触れたり、ゴルフでは『タモリ・たけし・さんま BIG3世紀のゴルフマッチ』でおなじみの英語禁止ホールで対決したりと、文武両道で日光を楽しんだ2人。

大きな笑いを狙って取るわけでもなく、心揺さぶられる感動があるわけではないのだが、見ていると終始味わえる心地よさが、6年目を数え、今年は2週連続で放送されるほどの人気シリーズになっている要因であることは間違いないだろう。

  • 日光東照宮にて

  • イ・ボミ選手と谷まりやも参戦してゴルフ対決

  • (C)フジテレビ