インフレはじりじり進めど、なかなか手取りは高くなざり。思わず頭を抱えそうになる物価高が続く昨今ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

「我が家も節約しなきゃなあ」なんて思いつつ、ついついコンビニに行ってしまう筆者なのですが、商品棚でふと目に入ったものがありました。最近、どのコンビニでも見かけるようになった「プライベートブランド」(PB)商品です。

  • ついつい筆者が行っちゃう近所のコンビニ

同じ売場の同じ棚で、そっくりなナショナルメーカーの「定番商品」と並べられていたのですが、PB品のほうが、価格がかなり安かったんです。これ、どういう仕組みなんだろうね?

「PBを買えば節約になるけど、定番の安心感も捨てがたい……うわー! どうすればいいんだ!」。

そんな悩める筆者、そして皆さんの心の声に答えるべく、コンビニで同じ棚に並んでいる「PB」と「定番」を比較してみようじゃありませんか、という当企画。

今回は、7プレミアムのレトルトカレー「ビーフカレー中辛」(以降セブンPB)と、世界初の市販用レトルトカレーであり“定番中の定番”でもある大塚食品「ボンカレーゴールド」(中辛・以下ボンカレー)を比べてみます。

  • 7プレミアムの「ビーフカレー中辛」と大塚食品「ボンカレーゴールド」(中辛)

なお、セブンPBの販売者は「エスビー食品」となっておりますね。えっ! エスビー食品といえば、「ゴールデンカレー」「カレー曜日」「カレーの王子さま」ブランドを擁する“レトルトカレー業界の雄”。食べる前ですが味への期待も高まりますね……。

価格

まずは、一番気になる価格差から確認しておきましょうか。

・セブンPB 105円

・ボンカレー 221円

  • 近所のセブンイレブンの棚の様子。同じレトルトカレーで価格差が倍は大きいよな……

ボンカレーゴールドについては、販売しているお店により価格が異なるかもしれませんが、筆者がコンビニ店頭で確認した金額になります。

差額は、なんと「116円」です! すなわちボンカレーが倍以上高いということになります。節約したいならセブンPB一択といきたいところなのですが、逆に言えばこの価格差でもボンカレーを選ぶ人がかなりいるということなんだろうな。