女優の渡邉美穂とINIの木村柾哉がW主演を務める、映画『あたしの!』(11月8日公開)の新カットが28日、公開された。

  • 渡邉美穂

同作は幸田もも子氏同名漫画の実写化作。明るくて嘘がつけず、自分の気持ちにまっすぐ突き進む主人公・関川あこ子(せきかわ・あここ)を渡邉美穂、もう1人の主人公で誰もが憧れる学校イチの王子様・御共直己(みとも・なおみ)を木村柾哉(INI)が演じている。

映画『あたしの!』あこ子(渡邉美穂)の全力投球な姿を捉えた場面写真

「好き!」をストレートに伝えられる、好きな人にも親友にも本音を隠さない本作のヒロイン・あこ子を演じる渡邉は日向坂46の元メンバーで、グループ卒業後はドラマ『SHUT UP』(TX/23年)、『あなたの恋人、強奪します。』(ABC/24年)に出演し女優として活躍するほか、『シネマアディクト』『シネマクラッシュ』(BSテレ東)でシネマナビゲーターを務めるなど様々な分野での活躍の場を広げている。NHK連続テレビ小説『虎に翼』では、新人判事補・秋山真理子役として主人公・寅子の後輩として出演し話題に。今後もW主演を務める映画『青春ゲシュタルト崩壊』(25年)の公開が控え、次世代を担う女優として、今後の活躍が期待されている。

本作では映画初出演・初W主演となる渡邉が演じた、ヒロイン・あこ子について「真っ直ぐで猪突猛進と言う言葉が似合う、一度決めたことは当たって砕けろというタイプですよね。でも、繊細な部分もあって、ちゃんと落ち込むしへこむ。明るさとパワフルさで周りを巻き込んでいく女の子だと思って演じました」と自身との共通点を語る。ツインテールと前髪の再現度がとても高く、撮影を見学に来た原作者の幸田氏も「歩き方もあこ子っぽい!」と感動するほどだという。

作中で、あこ子は憧れの先輩・直己(木村)への一途な想いを胸に、告白を決意するも結果は撃沈。しかし、決して悲観せず、持ち前の明るさで再び直己にアプローチを試みることに。今回解禁された場面写真では、突如直己の親友・成田(山中柔太朗)の前に現れて協力を仰ぐものの面倒臭がられ、粘って粘ってやっとの想いで教えてもらった直己の好きなキャラクター「チャーリーパピコ」になりきるというお茶目な姿を見せている。直己に振られてもめげない、あこ子の心の強さと可愛らしさが印象的なカットとなっている。

本作にて初の長編映画の監督だけでなく、編集・撮影まで全て担当した横堀光範監督は、渡邉の“あこ子になりきる”という役作りに助けられたと語る。「プライベートでも現場でもずっとあこ子でいたので、彼女のリアクションだったり、何気なく話したスタッフとのやり取りがカメラ前に出ていて、リアルなあこ子を撮っているなって気がした」と撮影を振り返っている。

【編集部MEMO】
映画『あたしの!』ストーリー
真っすぐで素直過ぎる性格で、思ったことは即行動、自分にも他人にも嘘がつけないあこ子。あこ子の隣には、小3からの親友・充希がいつもいた。新学期、初登校の日、全女子の学校に行く原動力・学校イチの超人気者・直己が、まさかの留年により2人の同学年に降臨。直己に一目ぼれしたあこ子は、ド直球なアプローチを開始。充希は「カッコイイと思うけど恋愛って感じじゃない」と好きではないと断言するものの、充希の怪しい動きを察知するあこ子。先手必勝と、直己に告白するあこ子だが、「彼女つくる気ないから」とあっけなくフラれてしまう。落ち込むあこ子だが、直己の親友・成田から直己が彼女を作らない理由を聞き、彼を好きでい続けることを決意。一方で、充希も直己に近づきはじめて…。

(C)幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会