連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)の主演を務める伊藤沙莉がこのほど、寅子を演じてきたことへの思いや、最終週に向けたメッセージを寄せた。

  • 寅子役の伊藤沙莉

連続テレビ小説(朝ドラ)第110作となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした主人公・佐田(猪爪)寅子の人生を描く物語。伊藤沙莉が寅子を演じている。

――いよいよ最終週を迎えます。これまで、寅子を演じていかがでしたか?

演じるにあたっても、セリフに書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたんだろう?」と考える時間がとても多かったですね。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね。

――先日、撮影はクランクアップしました。いまのお気持ちをお聞かせください。

とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと改めて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさんと、そんな話をしていたんですよ!

――最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

『虎に翼』は、「いろんな人がいていいんだ」という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者のみなさんとともに歩んできたドラマでした。私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら「この考え方もおもしろい」、「これは初めての感覚だな」なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。

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