JR西日本、JR東日本、JR東海は12日、寝台特急「サンライズ出雲」の運休計画について発表した。8月29日にJR西日本の車両基地で車両が損傷し、修繕に時間を要するため、一部列車を運転取りやめに。寝台特急「サンライズ瀬戸」は通常通り運転する。

  • 使用車両が損傷し、修繕に時間を要することから、「サンライズ出雲」が一部運休に

「サンライズ出雲」は東京~出雲市間で運転され、途中の岡山駅まで「サンライズ瀬戸」(東京~高松間)と併結運転を行う。JR西日本によれば、8月29日8時50分頃、後藤総合車両所内で車両定期検査を行うため、「サンライズ瀬戸・出雲」の使用車両(285系)を移動させたが、隣接する線路に留置していた廃車予定の車両に接触し、一部損傷したという。

定期検査における車両所内の移動で、乗客はおらず、列車の遅れも発生しなかったが、損傷した車両の修繕に時間を要することから、10月に「サンライズ出雲」を一部運休とする。出雲市発東京行の上り「サンライズ出雲」は、始発駅基準で10月14~19日と10月23・25日に運休。東京発出雲市行の下り「サンライズ出雲」は、始発駅基準で10月15~20日と10月24・26日に運休する。東京~高松間の「サンライズ瀬戸」については、琴平駅への延長運転も含め、通常通り運転する。

なお、修繕の進捗状況により、「サンライズ出雲」の運転を取りやめる日が追加となる場合があり、わかり次第、改めて案内するとしている。